淀川を歩いた


明ける前の暗闇を誰ともすれ違わず

自分の時間の短さを確かめる


阿部真央が歌い続ける

置いていかないでと


澄んだ破片は突き刺さり

半端に生きてしまったツケを感じる


君の清廉さは羨ましい

わたしにもう見つけられないかもしれない


懐かしいスピッツは心を痛くする


16時間振りのあのバーで君の面影を探して

君が少しでも生きやすい状況を想う


平凡な日常がゆっくりと動きだす連休最終日

大切な何かを無くした気分だ


無くしていたのにようやく気づいただけか