Sくんが言ってくれた
「俺が幸せにしたい」
という、言葉。
この言葉で、
私は自分の気持ちに気がついたことがある。
もし、
好きだと言ってくれるSくんと付き合えば、
Sくんは幸せにしてくれるだろう。
彼への片想いのこのモヤモヤの気持ちも
もう考えなくていい。
でも、
私が幸せにしたいのは?
私が幸せにしたいと思うのは誰?
ということだ。
大切にしたい、
笑顔にしたい、
幸せにしたい、
と言ってくれるSくんと付き合えば、
大切にしてくれて、笑顔にしてくれて、幸せにしてくれるだろう。
幸せになるだろう。
でも、
でも私が幸せにしたいと思うのは……?
と考えた時に浮かんでくるのは彼だった。
Sくんの告白への返事を考えて、
私が大事にした気持ちは、
自分は
Sくんに幸せにしてもらいたいのか、
それとも、
彼を幸せにしたいのか、
ということ。
どっち??
今後彼と付き合えるのかどうか……
そういうことは置いておいて……
私が選んだのは、
幸せにしてもらうことよりも、
幸せにしたいという気持ちだった。
自分のこの気持ちに気がついて、
私はSくんに、ごめんなさいと返事をした。
そして、
やっぱり彼が好き。
この気持ちを大事にしていきたい。
そう思った。
この時選んだ、
誰かに幸せにしてもらうことよりも、
自分が彼を幸せでいっぱいにしたいと思う気持ちを大事にしたい
彼を笑顔いっぱいにしたい。
この選択は、
今後約10年、彼への想いの基盤となっていく。