こんにちは。整体担当の 匠です。

 女性に多く発症している下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)とは、どういうものかご存知ですか?

 下肢、すなわち脚の静脈が膨らむ病気で、脚の表面にボコボコと小さなコブがたくさんできて見た目が悪くなるほか、むくみだるさほてりなどが起こります。また、色素沈着かゆみ湿疹などの皮膚炎が起こるケースもあります。




 原因は、脚の静脈血が心臓へうまく戻らないことにあります。やがて、静脈血の逆流が起きて、血液の逆流を防ぐ弁が壊れて発症へといたります。




 この病気と大きく関わるのが、ふくらはぎにある腓腹筋(ひふくきん)です。この筋肉には、静脈血の流れを促す働きがあり、衰えると静脈の血流が悪くなります。



ハイヒールを履き続けたり、立ちっぱなし・座りっぱなしの仕事をしている人に起きやすいのは、この筋肉が十分に働かず、血流が悪くなっているからだと考えられます。

 一般的に、患者数は女性が男性の約3倍だと言われており、中でも30~60歳代の出産経験のある人で多く見られます。
 エストロゲンという女性ホルモンには、静脈の血流を悪くさせる作用があること、妊娠・出産時には骨盤内や脚の静脈内部の圧力が高まることなどが、女性の発症が多い理由だと考えられます。

 予防法
下肢静脈瘤を予防するには、脚の静脈血を心臓へ戻す事がポイントとなります。その為には、日頃から自分でケアすることが大切です。

●脚(特にふくらはぎ)の筋肉を使うことを意識して歩く

●長時間にわたって、同じ姿勢を保ち続けない

●ガードルなど、締め付けの強い下着はできるだけ避ける

●太りすぎに注意する

●寝るときは足元を高くする

以上の点を注意してケアしましょう!

※改善されない場合は、放置しても悪化するばかりなので、医師に相談してくださいね。