地上のものは、全て重力の影響を受けています。生活習慣で誰でも無意識にしている一連の姿勢は、利き手側の片足体重癖と体重で骨盤が2つの傾きになり、不安定な骨格をなしています。
つまり、たった1つの重心線を中心にして、前後、左右でバランスをとりながら、体重を支えているからです。
特に、片足体重になると、骨盤が傾き、つられて背骨も曲がり筋力も低下していきます。


多くの方の利き手側の右足体重癖とは、



立つ姿勢(正面)…一見すると楽な「休め」の姿勢ですが体重で骨盤が左側と前方に傾き、背骨が右に曲がります。

立つ姿勢(側面)…体重で体が押し潰され、腰椎が前に曲がり、胸椎が後ろに曲がり、首が前曲がりとなります。




椅子に座る姿勢…椅子に座ると右足組みとなります。

床に座る姿勢…床に座ると右横座りになります。
※③・④の座る姿勢では、体重で骨盤が、後方へ倒れ、腰椎と胸椎は、共に後ろ曲がりになります。

寝る姿勢…体の右側を下にして寝ます。


立っても、座っても、寝ても、骨盤は常に左に傾き、背骨が右に曲がってしまうのです。
※左足体重型の場合は、上記とは反対になります。

以上①②③④⑤の姿勢を5つの悪態ポーズと考えられます。

皆様も、無意識にしている悪い姿勢を自分で確認してみて下さい。