年末、2年ぶりの家族旅行へ



――離婚の話から始まった、思いがけない急展開――


年末、家族で軽井沢に行くことになりました。

2年ぶりの家族旅行です。


あんなに冷たく、言葉もほとんど交わさない日々が続いていたのに、

ある日、私のほうから思いきって言いました。

「年末、軽井沢に一緒に行きたいんだけど。」


少しの沈黙のあと、パパは笑ってこう言いました。

「いいね。年末が今から楽しみ!」


その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなって、

涙がこぼれそうになりました。

子どもたちも「やったー!」と飛び跳ねて、

家の中に笑い声が戻ってきた気がしました。


少し前、パパに「離婚したい」と言われたときは、

もう二度とこんな日が来るとは思っていませんでした。

理由は「仕事に集中したいから」。

私は育児に追われながら、心のどこかでずっと孤独を感じていました。


そんな中で、私の体に大きな嚢胞が見つかりました。

検査の結果、悪性ではありませんでしたが、

「もし自分に何かあったら…」と考えたとき、

彼の中にも“妻の死”が一瞬よぎったのかもしれません。

そのあたりから、少しずつ態度が変わっていったように思います。


そして今。

こうして再び「家族で出かける」という約束ができたこと。

それだけで、十分すぎるほどの幸せです。





家族がうまくいくと、心が穏やかに



正直、まだ完璧ではありません。

時々すれ違うこともあるし、心の奥に小さな痛みが残る瞬間もあります。


それでも、

家族がうまくいくと、心が穏やかになる。

その穏やかさが、日々の小さな幸せを見つける力をくれる気がします。


年末の軽井沢が、どんな時間になるのかはまだ分からないけれど、

笑いながら同じ景色を見られる今が、何よりうれしい。


少しずつ、また家族として歩き出しています。