めいちゃんとママは新しいお家に引っ越しをしました
5歳のめいちゃんは、
今まで通っていた幼稚園から、
新しい幼稚園に移ることになりました
いつも仲良く遊んでいた、
はなちゃんやももちゃんとも
もう会えません。
「あたらしいようちえんには、どんな、お友だちがいるかな🤔」
と、めいちゃんはワクワクしていました

ところが、新しい幼稚園には、はなちゃんたちと遊んだ幼稚園とちがって、
お友だちがたくさんいました。
「いれて!」と、声をかけようと、
何度も近くまで行きましたが、
「だめよ!」って、言われたらどうしよう😰
と、不安になってきました
みんなと早く一緒に、遊びたいのに、
なかなか言葉が出てきません。
めいちゃんは、みんなが遊んでいるのをそっと、眺めていました。
「一緒に遊ぼう」と、心の中で何度もつぶやきながら....
幼稚園から帰って、めいちゃんは思い切ってママにお話しました。
「ねえ、ママ、めいちゃんね、
まだ、お友だちがいないの😓」
すると、ママは、
「どうして?」と、聞きました。
そこで、めいちゃんは、
「だめよ!」と、言われそうで、声をかけられないことを、ママにお話しました。
すると、ママは、めいちゃんをぎゅっと抱きしめて、「大丈夫👍めいは、優しい女の子だから、みんなと仲良く遊べるよ」と、言いました。
めいちゃんは、ママがぎゅっとしてくれたので、少し勇気がでてきました。
次の日、幼稚園に、行く時、ママがまた、めいちゃんをぎゅっと抱きしめて、
「大丈夫!めいちやん、ファイト👍」
と、言いました。
幼稚園に、つくと、いつも通り、お友だちが、お庭で遊んでいました。
めいちゃんは、ママの言葉を思い出し、
「いれて!」と、声をかけました。
すると、お友達は、ニコニコしながら、
「いいよ!」と、言いました。
めいちゃんは、うれしくて、みんなとたくさん遊びました。



これは、私が託児所で出会った子から聞いた実話です。
夜寝かせているとき、「ねえ、先生」と、話し始めました。
声をかけられない不安な気持ちが伝わってきて、こういう、子供のちょっとした気持ちに寄り添ってあげたいと、切実に、感じ、書いてみました。