「あいかさん優しいから一緒に居て楽しい。」
「あいかちゃんの優しさが踊りにも普段にもよく出てるね。」
「あいかさんにしか出せない優しさがあるんだよ。」
お恥ずかしながらよくこのようなコメントを頂きます。
もちろんとっても嬉しい事ですし、この上ない喜びだと思っています。
ですが、決して自慢には思っておらず、長所を聞かれても"優しい"なんてワードは絶対口にしません。
なぜなら、自分で自分の事を優しいと思っていないからです。
優しい部分もあるのかもしれませんが、基本自分は"尖っている"、"非情な節がある"と思っています。
そして、わずかであっても損得勘定はあります。
全てに対して損得勘定がある訳ではありませんが、少なからずあるのは確かです。
自分自身を着飾りたくないという気持ちが強いのもあり、敢えて自分で自分を悪く見せていた時期もありました。
"なりたい自分"になる為の大きな一歩を踏み出した現在では、敢えて自分を悪く見せる事は無くなりましたが、今になって過去を振り返っても、いかにも自分がやりそうな事だなぁと思います。
常に脳裏をよぎっている事。
『良い方向へ進めるにはかなりの力が必要だが、悪い方向へ進めるにはほんの少しの力で簡単に進む』
人間関係で例えてみれば、厚い信頼関係を築くにはかなりの労力と時間がかかるが、信頼関係を失おうとすれば、ほんの1,2秒でいとも簡単に失ってしまいます。
舞台で例えてみれば、最高の舞台を作るには、かなりの労力・時間・お金・人が必要だが、そんな最高の舞台を潰すのは、ほんの一瞬の時間でたった一人でいとも簡単に潰せる。しかも完全無料で。
この方程式が常に脳裏をよぎっており、いつもこの方程式を忘れずに考えています。
だからこそ、いつも舞台を大切に出来ているんだと自負しています。
ただ、やはり弊害というのもありますね。
結論から言うと、決して私は優しい人間でもなく親切な人間でもありません。
ただし、相手が誰であっても、自分の対応方法に変わりはなく、常に偽りのない自分です。
これだけは確かな事です。