「よろしい。それではザクバの国について説明を。ザクバは大貴族が土地、人民の支配をし、自らを大臣としています。しかも、自分達の既得権を守る為に出る杭をことごとく摘み取ってきました。そしてかつて異世界第2位だった国別総合価値ランキングは最底辺の10位です」
「雑魚じゃねえのかよ!今までの王は何をしていたんだよ!」
「まず、政治家。大貴族と結びついて大貴族にお金を送り放題。で追放。次サラリーマン。大貴族に媚を売りまくった結果、自分では何もできない操り人形に。で追放。次に、」
「もーいい。十分だ。てか俺のいた世界とあんまり変わんねーじゃねえかよ、、、分かった。まず貴族をぜーいん集めよう」
こうして差押えになった立派な城に大貴族を全員集めた。俺は大声で一言だけ言った。
「お前ら全員クビ、クビクビクビクビ!絶対クビ!」と。まぁ当然貴族供は
「ふざけるな!新入りのクセに!何がわかる?ニートだろお前!」といった罵声が。あれ?最後クッソ悪口言われたような。
「あれ?そういえばお前ら何で自分で王権取って好き勝手やらなかったんだ?」
「それに気づいた時には既に破産直前。破産したら死んでも教科書の中でバカにされるだろうが!」そう言って泣きながら大貴族供は帰ってった。あれ?今頃王権の価値に気づくとかバカなのか?いや、明らかなるバカ。何でそんなにコイツら教科書恐れてんだ?
「教科書見せてくれよ。この世界の」
「あんた読めないでしょう!」妹に言われるまで気づかなかったが確かに、、、
「はいはい、魔法かけて下さいよ。妹君。どうせ魔法適性高いなら使えるだろ」
「し、仕方ないわね。あんたがそんなに頼むなら掛けてあげるわ。ポポンのポン!」ダッセーなんだコイツの魔法の掛け声。笑。
ーー1953年公爵のサバマはラバカタとの交渉中に撃たれて死んだとんだタマなしだったーー
な、なんだこの文章は!しかも悪口がアメリカンな感じ。
「もしかしてザクバの国民って、、、」
「はい、底なしのバカ集団でございます!」はっきりと妹は答える。嘘だろ。金は無いし国民はバカ。こっからどうすればいいのか、、、
「それでは国の研究機関の案内を」
「え、そ、それはもしかして軍事研究機関か?しかもその中にはこの国にしかないとっておきの武器があったりして、、、」
「それは見てからのお楽しみに」妹は含みを持たせた言い方をして隣のカビの生えたような施設に案内した。おいおい大丈夫かよ。階段を降りた向こうに待っていたのは赤メガネに巨乳のお姉さんであった。

今日はここまで