ドイツ戦痺れました。すごい勝ち方で大感激でした。ただ、大金星とか大番狂わせとか言うのはちょっと違うなと思います。
 ドイツFIFAランキングは11位。日本は24位なので、このランキング差が実力通りだとすると、何回かに一回は勝てるはずです。最近では、UEFAネーションズリーグで36位のハンガリーがドイツに勝ってますので、あえて普通の金星と言いたい。

 確かに相手がW杯優勝4回のドイツなので大物食い感は、オランダやデンマーク(ドイツよりランキング上位です)に勝つよりか大きいかと。

 歴史的快挙と言うならば、100年に一度の奇跡的勝利とかではなく、むしろ日本のサッカーがヨーロッパの中堅国のレベルに昇格した、つまり今後トップクラス相手にも偶には勝てるようになった新時代の、最初の試合として歴史に刻まれてほしいと思います。
 これまで、日本はW杯で、GL敗退3回(全て勝利なし)、GL突破3回(全てベスト16)でした。アジアの参加国の中では優秀でも全体では平均すると「中の下」ないしは下位の結果でしたが、前回のロシア大会のラウンド16であわやという所までベルギーを追い詰めたのが日本の夜明けの兆候だったのかもしれません。

 とは言え、GLで少なくともあと1勝してラウンド16に進まないことには、ただの軌跡の1勝でしかなく、日本サッカーの新時代は妄想に終わってしまいます。今回の勝利が実力であることを今後の結果で示して、2050年ワールドカップ優勝を現実的な目標にしてもらいたいです。

 因みに、日本の勝利の要因(=ドイツの敗因)について私見ながら考察すると、
 ①ドイツはいわゆる「勝者の罠」に陥った。よく、「勝っているうちはチームをいじらない」と言われますが、前半1点リードした上に圧倒的に攻めまくっていたので、後半もそのまま行ってしまった。実際はシュート外しまくりで、1点差しかないので、全然安全圏でもないのに、あまりに気持ちよくゲーム支配出来ていたので、早々に勝った気になってしまっていたのかも。
 後半の日本の変化について行けず、まずいと思った時には、足が止まり、部分的な修正では押し返せないほど日本サイドが勢い付いていた。
 ②日本は前半の劣勢を踏まえ、後半から大胆に布陣を変え、気持ちをリセットした。実際に守備が安定するとともにチームが前向きになり活性化していった。その後もどんどん攻撃的戦力を投入し、点を取るまで止めないという強い気持ちがチームを後押しした。

 日本が1本取らせて、2本取るという結果になってしまいました。もし、この試合の前半で、内容はともかくスコアが互角(あるいは日本がリード)だったら、苦戦したドイツが後半修正してきていたら、もしかしたら日本は勝てていなかったかもしれません。
 つくづくサッカーは怖いスポーツだと思います。戦術とメンタルの変化で試合の様相ががらっと変わってしまいます。 
 少々こじつけですが、1998年フランス大会予選の大陸間プレーオフ、イラン対オーストリア戦を連想しました。イランホームで1対1。その後、オーストラリアホームの第2戦で、前半オーストラリアが優勢に進め、スコアも2対0。オーストラリアは既に出場権取ったようなテンション。イランは後半からリセットして猛攻しかけて2対2。結局イランがW杯出場になりました。前半オーストラリアが1対0なら、また違った結果になったかもと思わせるゲームでした。※1対1の同点なら延長戦突入だったけど、2対2なので、イランがアウェーゴールの差で出場権獲得。

次はコスタリカ戦、ここに全力集中して、どんな形であれ勝ってほしいです。