確か幾年も前の夏も、仕事を辞めた後出掛けたな、と。行き交う人はスーツの人も多く、
仕事の一環でここにいる人も多いのだろう。
時間の流れが違う人と、同じ森を彷徨する。
見てるものもちがうかも、視点も、見えるものも、感じ方、もしかしたら形だって違うかも。
ひとと、じぶんは、細部までも比較できず、
確かめる術すらない。

都会の森は、今日の私には
とてもファンタスティックにみえる。
いつかのわたし、これからさきのわたしは、
どうだろうか。
今日すれちがったたくさんの彷徨い人と
同じものがみえてるのか、少し知りたい、
そんな気分。寂しさ一抹。

