朝茶をいただくべく、AKOさんと向かったのですが、憧れた以上のとても素敵な場所でした。
邸宅の並ぶ街並みに、ひっそりと、しかし、重厚に構える入口には

硯のような表札が。

今回は朝でしたが、ライトアップされた夜の雰囲気も一度拝見したいと感じるお庭には、

現在、夜は紹介制
今年はもう、つつじが咲き始めていました。

灯りを落としたお部屋に
南側を切り取る窓から、すっと差し込む光 
調度のひとつひとつが美しく、研ぎ澄まされた美意識に、波だった心が静かになる時間。
邸宅の並ぶ街並みに、ひっそりと、しかし、重厚に構える入口には

硯のような表札が。

今回は朝でしたが、ライトアップされた夜の雰囲気も一度拝見したいと感じるお庭には、

現在、夜は紹介制
今年はもう、つつじが咲き始めていました。

扉を開けると、ぴんと張った空気。
食事のお部屋からは写真はNGなのですが、五感を研ぎ澄ませていただく朝食、静謐の時間は何物にも代えがたいものでした。
灯りを落としたお部屋に
南側を切り取る窓から、すっと差し込む光
釜からあがる湯気
桜が舞い落ちたような初めの煎茶
そして、煎りたての芳ばしいほうじ茶の香り
静かで優しいお粥、しっかりとした卵焼き、頭からいただける丸干し、香の物…
食後は、ふきのとうが練り込まれた上生菓子とお抹茶。口の中で、ほろほろと苦みがこぼれて、なんだか泣きたいような気持になりました。

調度のひとつひとつが美しく、研ぎ澄まされた美意識に、波だった心が静かになる時間。
お店を後にすると、まるで、お食事をいただいたというより、写経をしてきた…というような、入る前と出た後で浄化されたような不思議な感覚。
考え事をしたい時、逆に、考えを解き放ちたいとき…折に触れて、訪れたい場所になりました。
「内観」「内省」…ぴったりとした言葉が浮かばない。
そういった意味において、こちらのデザイナー兼オーナーの緒方慎一郎氏の対談の中で、「本当のラグジュアリーは日本にある」という言葉に、深くうなずいた朝でした。
(対談の様子→☆ お食事のお部屋の写真もこちらからぜひご覧下さい^^)