古伊万里、鍋島、古九谷焼などの展示があるということで、気になっていた「色絵Japan CUTE!」お伺いしてきました♪
いいものをたくさん見て、見る目を磨けたらいいなぁと思っていたのですが、そういう事とは全然別に、「わぁ、器って、こんなに自由で楽しいんだ!」と感じられた展示でした^^
以下、持ち帰った図録の写真で失礼します♪
百人一首をモチーフにして、食べ進むと全貌が分かる、カルタのような器は、サイズ感が絶妙で、のせたいお料理がぱぱっと思い浮かび…こんなのがあればいいなと、恐れ多くも、欲しくなりました♡
こちら、各国で同じモチーフに基づき作られた器が見比べられる展示は、本当に楽しかった♡
古伊万里が、中国に逆輸入され、欧州でどう解釈されたか…
右上:日本 左上:中国 左下:オランダ
すごくよくできているんですけれど、やっぱり、実物を見たことがないと、フォルムが歪んでいて、リアリティーがないんですよね。
本家古伊万里の、中央の菊花のぽってり感と、図案化された菊の均整美は、さすがの一言。
他方、日本で作られた、こんなお腹のケンタウルス、あちらの方はどう思ったのかしら^^;??
不健康!笑
・・・・・・・・
実物をみると、筆の息遣いが感じられて、キチーンと描いているものより、もっと実験的に、その場の勢いで描かれたように感じられるものの方が魅力的。
・・・・・・・・
実物をみると、筆の息遣いが感じられて、キチーンと描いているものより、もっと実験的に、その場の勢いで描かれたように感じられるものの方が魅力的。
現代の日本人の美意識として、「削ぎ落として抽象化し、ストイックに均整の美を…」みたいなことがちょっと気疲れしてしまうこの頃、こういう自由さをもっと謳歌したいな、なんて思いました。

大胆な組み合わせと構図、絵の具のたまりまで美しいという注釈に、その通りだと感じた器
3/25まで
有楽町の出光美術館にて開催中です⇒☆

大胆な組み合わせと構図、絵の具のたまりまで美しいという注釈に、その通りだと感じた器
3/25まで
有楽町の出光美術館にて開催中です⇒☆