たぶん、意味は分かっていないのだろうなぁ、と思いながらも読み進めたくてたまらなくなる本に出会いました。
背景の理解や洞察が至らなくても、耳に言葉が心地よく、聞いているだけでいいとおもえる文体なのだと思います。
ひとつめは、落語家桂米朝氏が歌舞伎俳優や漫才師などとの対談を書き下ろしたもの。
時代や落語の教養自体が私にかけているのですが、それでも話し手の言葉のやわらかさ、無駄のなさ、表現の豊かさがあり、
「芸とはおそろしい」ということを感じずにはいられません
- 一芸一談 (ちくま文庫)/筑摩書房
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そして、自身も飛行機の操縦中に行方が分からなくなってしまったという、星の王子様の作者が書いた夜間飛行。
夜、全くの闇の中、飛行機を操縦する行為と、それを命ずる恐怖とはこのようなものかと引き込まれます。
- 夜間飛行 (新潮文庫)/新潮社
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余談ですが、出版社で一番好きなのは、ちくま文庫、ついで新潮社です。ちくまが出していれば、迷わず冒険できますし、新潮社が出しているもので、2度以上読まずに終わったものもありません^^
好みですけれど、そういった選び方も楽しいなぁと思える2冊でした♪♪
(画像はお借りしています)