色見本ではなく、自然界の色をプロダクトデザインに落とし込もうという試みをされている藤原大氏の活動をまとめた展示、『カラーハンティング展 -色からはじめるデザイン-
』に行ってきました
とても刺激的な展示で楽しかったです
例えば、こんなにたくさんの空色
リトマス試験紙のような紙片でも、「朝?」「今にも泣きだしそうな」「こんな突き抜けるような青い空の下に、行ってみたい」とイメージが膨らむのは、驚くほど。何気なく見ているものも、こんなに細密な色彩として、認識しているんですよね。
古来の草木染めの展示では
渋い色味を想像していたので、その華やかな美しさに驚きました
さらに、水質による染色の違い
土地ごとに同じ色でもニュアンス、質感が違うのは光のせいと思っていたけれど、それだけじゃない。水、土、そのものが違うからだと感じることができました。
そして面白かったのは、JINSと共同開発したという、無数の肌色メガネ
その人の肌色をそのままメガネのフレームに映しとり、実験として眼鏡にメーキャップも施す試み
色々かけて遊んでみたみたのですが、肌色そのもののフレームって、やっぱり似合うんですよね。加えて、イエローよりと思っていた肌色が思っていたより、ピンクっぽいことが発見できました。ファンデーションも、こんなふうに選べたらいいなぁ…
色って、本当に奥深い。
ひとりひとり違う、場所によっても違う色、「調色師」のような人もきっと必要になってくるように思いました。
展示期間は10/6までです!