小さい子供を連れていくのはちょっと迷ったのですが、どうしても見たい特別展があったので、根津美術館へ行ってきました
『焼き物が好き!浮世絵も好き!』
という、ダイレクトなタイトルに惹かれて…葛飾北斎の「富嶽三十六景」から「神奈川沖波裏」がきているということで、行ってきました。
(画像出典:ウィキペディア)
小ぶりな絵なのですが、波のダイナミックさ、ベロ藍と呼ばれる真に青い藍で、しぶきが飛んできそうに感じられる作。版画なので、都内にも他にあるようですが、個人邸宅に似合う風情があるため、根津美術館にある間に見に行かれてよかったです
日経ビジネスの連載 によると、ベロ藍とは、その当時外国からもたらされたばかりの高価なもので、その美しさに北斎は大いに創作意欲をかきたてられたそうです。輪郭を従来の墨ではなく、この色を使うことで、絵が明るく華やかになったとありますが、まったくその通りだと感じられます。
帰りにハガキを買おうと思ったのですが、色が全然違ったので、やめてしまいました
ところで、根津美術館に行きたいと元々思ったのは、
先日TVの『美の巨人』で「琳派」の特集がされていて、その中で鈴木基一の作が大変素晴らしく、一作がコレクションされているためなんです。今は公開されていないようなのですが、必ず見に行きたい作が、またひとつ増えました
(画像出典:根津美術館HP)
美術館のお楽しみ「ミュージアムショップ」は、また別に書きます
