転職することができれば、今のパワハラ上司とは2度と会わなくて済む。それは間違いのない事実。しかし、その先にも幸せな人生はないような気がする。
定年まで会社に通い続けるとすれば、あと40年の期間が残されている。気が遠くなるほどの時間だし、それを終えた頃には体もガタガタだろう。人一倍体が弱いことを考えれば、定年になる頃にはろくに旅行も行けないかもしれない。いや、そもそも生きてる保証だってない。40代や50代で病気で命を落とすことはそれほど珍しくはないのだから。
どんな会社に行っても、組織に属して働くことに変わりはない。協調性もない、そもそも組織人になりたい気持ちもないのに。
そして、どこかでリストラされて路頭に迷うというシナリオも、十分にありえる話だ。10年後には3000万人が失業するという試算もあるらしい。コミュニケーション能力も専門能力もないのに、会社に残れると思うのも無理がある。そもそも会社が残っているかも分からない。
組織という縛りから抜け出したかった。これから何年も下っ端として働いて、日本の経済力の低下にともなって給料の上がる余地もなくなるなんて割に合わない。
一部の人、と言っても日本人の大部分だろうが、彼らにとっては組織に属することは安心を得るための手段となる。人に雇われているから気楽だし、「立派に社会人やってます」的な妙なプライドも持てるのだろう。
しかし、私は組織に隷属していることに不快感しか感じられない。そんな私がサラリーマンをやっていること自体、間違った選択なのではないだろうか。サラリーマンでありながら、この思いは強まる一方だった。