主演は 坂田三吉に阪東妻三郎、 恋女房の小春に水戸光子、娘のお玉に三條美紀

監督 伊藤大輔、1948年の大映の作品

天王寺の関西線の汽車の通る通天閣の見える長屋に三吉は、草鞋を作って売りながら、将棋道楽ではなく、娘に将棋極道だと言わせるほどののめり込んでいる。

草鞋の稼ぎは、目が悪くなって買い取ってもらえなくなり、女房は、チンドン屋でビラを配って整形を立てている。

将棋の為に、いろんなエピソードが並べられている

仏壇を質屋に入れて、将棋大会参加料を作ったり、娘の大事な着物を売り払って、将棋大会に出たり、連戦連勝なんだけれど、やがて東京から来た関根7段に、大阪朝日の段取りで手合わせして、禁じ手をしてしまって、負けてしまって、それから狂ったように将棋をするのだけれど、何もかもつぎ込んで、女房の小春とたまえは死のうとするのですが、

どうしようもない男だ

その頃将棋の名人はまだ関西から出た事がなかった、関西の将棋界が名人位を箱根を越えて大阪に持って来たいと、三吉を応援して、三吉も研鑽して頑張るけれど、

坂田か関根か言うときに坂田の方が、自分は名人にふさわしくないと引くのだ。
勝負に勝って、将棋に負けた、という名台詞は、娘のことばだ。

東京に関根名人位のお祝いに駆けつけて、そのとき電話があって、小春の師を知る三吉。

涙を誘う映画だった。