8番目の男
2008年に韓国で初めて国民参与裁判が開かれた日を描いた実話ベースの法廷サスペンス設定が「十二人の怒れる男」や「十二人〜」のオマージュである「12人の優しい日本人(三谷幸喜脚本)」を思い起こさせるものの遜色無い優れた作品に仕上がっている8番陪審員を中心とした陪審員たちと裁判長の"揺れ"をとても繊細に且つ的確に描かれており特に裁判長による判決のシーンは観ている方も息を止めて見守るほどでそれは心揺さぶられる内容でもあった時にコミカルに、時にシリアスに、エンドロールのテロップで喜びから一転"人を裁く"という重い責務を改めて考えさせられる