時々エレベーターで乗り合わせる紳士が今日はじっと次男1才を見つめてつぶやいた

「この子は‥村◯○樹に似てるね‥いやほんと‥いい顔してるよ‥そうだよそっくりだよ‥」

村◯春樹の、顔？！

顔‥

知らん‥

もちろんすぐに調べた

ドドン

うおー！似ている。似てますよ

帰りのエレベーターも一緒になったので話しかけてみた

「調べました、たしかに似ている気がします。ありがとうございます。なんか嬉しいです。」

すると

「若い頃ね。いまはもう白髪になっちゃったからさ。うん‥若い頃こんな顔していたよ‥や〜なつかしいね🥰」

えっ。

村◯春樹の、若い頃‥？！

もっと知らん‥

教養とは積み重ねであって

ふとした言葉や思考ややりとりに滲むものだと思うのだけど

村上○樹の顔がパッと思い浮かばないのはやはりこんな式にあてはめると良くて50点てところでしょうか。

教養なし＜名を知ってる＜代表作を知ってる＜代表作はもちろん今の顔を知ってる＜今の顔どころか昔も知ってる

それとも教養を点数で表現するあたりからして下品であり育ちの悪さを露呈していますか。

こんな時、紳士もオオッと唸る返しとはどのようなものだったのでしょうか。

脳には春樹構文が浮かんでは消え、浮かんでは消えるのであった。

村上◯樹の顔を知らない