前回は、おもしろい文章の条件について描かせていただきました。
もう一度、ここでその３条件をおさらいします。
１．読み手が知らない情報が含まれている
２．読み手にない体験が含まれている
３．誰もが知っている有名人が書いている
しかし、気づいた人もいるでしょうが、この３条件で無理な条件が含まれています。３番です。
「読み手が知らない情報が含まれている」「読み手にない体験が含まれている」については、書き方次第でクリアすることが出来ます。毎回毎回は大変かもしれませんが、生活の中でうまくネタを仕入れてバランスよく散りばめることができれば、読者を飽きさせない工夫ができます。
今これを読んでいるあなたが、有名人なら別ですが、ふつうの人が「昨日はこんなところに行った」や「こんなランチを食べた（写真付き）」だのどうでもいい情報が羅列されたブログは意外と多いものです。いわゆる「身辺を雑記した文章」ですね。
一般紙には首相動静という欄があります。これは、日本の総理大臣が誰とあった、どこで会食をしたなどが記されていますが、それは首相だから記事になるわけです。
一般人の人が、同じ場所で食事をしたとしても、情報の価値が全く違います。
一般人が書いたメッセージで、多くの人を呼び寄せるには、それ双方のテクニックが必要になってきます。ありふれたことを、テクニックを活用して「おもしろいブログ」に仕立てなければいけません。
こういう努力をしない人とする人のいちばんの違いは、「不特定多数の人に読まれる」ことを意識してるかどうかといえるでしょう。