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お気に入り〜!!

って言いたくなるくらい面白いお話でした!

この話の主人公は

ズバリ!

こけし!!

‥‥と言いたくなるくらい
こけしが目立っています!ww
だけどちゃんとキャラ達も
存在感があるので
そこらへんは海野さんの上手さですよね!

こけし‥と言えば、

私は小さい頃お人形遊びが大好きで

可愛いこけしとかでもよく遊んでいたな〜。

温泉行ったら必ず可愛いこけしを買ってもらっていました。

(だいたいが全体的にまぁるいフォルムの創作こけしというものですが)

でもここまでじゃないよww

 

海野 幸著「ほほえみ喫茶の恋みくじ」

こけしだらけの喫茶店をのんびり営んでいた直文は、ある日突然近所の小学生・朝彦に店の問題点を指摘される。朝彦の父・東宮寺は元経営コンサルタントで、朝彦は反発しつつも父親に憧れているようだった。子供ながらに的確な朝彦のアドバイスに素直に感心する一方、美形で大人な東宮寺に密かにときめく直文。さらに朝彦への接し方に悩む東宮寺の話を聞いたりするうちにますます彼に惹かれていき‥‥?年の差ロマンス。

 

子連れものって大好きでよく読むんだけど、

多いのがやっぱり健気で可愛い子供なんだよね。

でも今回はすんごく小生意気なの。

大人顔負けの物言いで

論破する姿は小学4年生とは思えない。

直文のお店にやってきていきなり

「こけし販売店か喫茶店かどっちなのか」と聞いたかと思ったら

直文の年齢、開店時期を聞き出し

極めつけに

「改善点がある。問題の洗い出しに強力したい」

と言い出すのだ。

 

そのキャラも強烈だったけど

一見凡庸な主人公の喫茶店店主直文も

滅茶滅茶優しくて懐の大きな器の持ち主ってだけじゃなく

こけし愛が濃くて

こけしのことになると熱く語り出す、

というこちらもインパクト大なキャラだった。

 

そこからいくと

お相手の東宮寺が普通の人に思えてくるけど

ちょうど良い緩衝剤だったw

ムッツリーニとか、

優男に見えて大喰らいとか、

意外性をかいま見せてくれはしたけれど、

なんせ朝彦と直文のキャラがいいので

普通のいい人の域から出ないのよね。

だけどあまりトリッキーなキャラばかりでも

読んでいて疲れちゃうし、

それに朝彦が小学生とは思えない子なので

ちょうどいい感じ!

それにあの朝彦が父に対し文句を言ったり

こういう小学生らしからぬ事を言ったりやったりするのは

お父さんである東宮寺の影響が大きいのだ。

それだけお登壇が大好きで尊敬しているってことなんだよね。

有能な経営コンサルタントだった父親に

もう一度コンサルタントとして仕事をして欲しくて

朝彦は朝彦なりに心を痛めているのだ。

 

それでもやっぱり小学生。

経営の神髄や

そこに絡む人の心情など

そういうところにはまだまだ考えに至ることは出来ない。

だけど直文の喫茶店を盛り上げるということを目標に

親子が交流を深めていく姿は微笑ましい。

そして直文の町におしゃれなカフェがオープンし、

強力なライバル店の出現に

朝彦たちは色めき立つ。

その時の直文の対応に甘いんじゃないの?と

私も思わず思ってしまったけれど、

直文の考えに私も反省してしまいました。

 

とにかくキャラ良し、ストーリー良しだし

ちょっぴりこけしにも詳しくなれる

推しの一冊です!!!

 

H度ドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月やや欠け月

 

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