もっと感じてくれ‥私の神子。
私のユウリ‥‥。
保護猫でもなく保護犬でもなく竜ですよ、
あの竜の保護施設でカフェやっちゃうお話？
ってんでタイトルだけで即購入w
もともとかわい恋さんは好きな作家さんでもあるので
読む前から楽しみなのでした！
異世界にとばされた高校生勇利は
すべての言葉がわかる能力を授かり、
そこで普通の動物だけではなく
竜の言葉までもわかってしまい‥‥！
かわい恋著「異世界で保護竜カフェはじめました」
迷い込んだ絵本の世界で、 竜を保護するカフェをオープン!? 空には竜が飛び交い、城にいる小鳥や猫の話す 言葉がわかる!? その上、この先の未来の 出来事までわかってしまう―― トラックに撥ねられた勇利が目覚めたのは、 幼い頃読んだ絵本の世界!! なぜか「神子」と 崇められ、王子の番にされてしまう。 大好きな絵本の王子様・ジュリアンは、 無口で堅物――けれど大の竜好き!! 「竜と会話できるなんて、素晴らしい能力だ」と 熱い眼差しを向けてきて!?
薄幸の高校生勇利は事故に遭い、
異世界へとトリップ。
目覚めたら見知らぬ世界、見知らぬ人達に
なぜか「神子」と言われ、
イケメンな男性といきなりHさせられる！
こんなところいられるかってんで、
逃げるように迷い込んだ庭で命の危機！
それを助けてくれたのは誰あろうさきほど自分とHをした
イケメンだったのだ。
っていうちょっとハードな出だし。
でもハードなのはそこだけで、
あとはこの異世界に迷い込む前に
神から与えられた「言語能力」により
異世界の人たちの言葉はもちろん、
すべての動物達の言葉もわかるようになるのだ。
それで勇利はこの世界にいる竜たちが
いろんなことに苦しみ悩み傷ついているのを知り、
勇利は彼らを保護し、
そして人々にももっと竜を好きになってもらえるように
保護竜カフェをオープンするのだった！
なんていう、夢のようなカフェなんでしょう！
こんなカフェがあったら
通い詰めちゃうよねw
もちろん、勇利一人ではこんなことできない。
この世界のことだってよくわからないし。
勇利を守って竜たちの保護にも精力的に強力していたのは
あのイケメンもといジュリアンなのだ。
出会いこそ最悪な形だったけど、一応この国の王子であるジュリアンは
大の竜好き。
そりゃもう、オタクっつーくらい竜が大好き。
普段は表情も乏しく堅物なのに（コミュ障気味でもある）
竜のことになると人が変わる。
だけどなんで勇利とHしたのかっていうのは
この国の独特なしきたりがあってそれによってなんだけど、
その後は勇利の気持ちを第一に考えてくれ、
王子とHせよ！としつこく迫る大神官から守ってくれた。
そして勇利はあることに気付くのね。
それはこの国の名前やおおまかな出来事が
自分が昔読んで大好きだった絵本の話と同じだっていうことに。
そう、だから勇利はこれから起きることも
絵本で知っていたりもするんだけど。。
だから勇利のことを予言者なんて勘違いされちゃって
ますます困惑しちゃう勇利なんだけど、
勇利がこの国と物語に干渉したことで
勇利が知っている話と変わってきてしまった‥‥！？
とにかく勇利の言語能力が羨ましい！（と思っているのは竜オタクのジュリアンも一緒w）
竜たちだけじゃなく動物たちと話ができるんで、
勇利と一緒にもとの世界からトリップしてきた
仔猫（クロと命名）ともお話ができちゃうし
ジュリアンの友人で魔術師のレオニダスのキャラも面白く
彼の魔術でクロを人型にしちゃったり
勇利を何かと気遣ってくれる（面白がっているとも言う）。
勇利が竜たちの悩みを聞いてまわって
彼らの心を徐々に開かせていくのは面白かった。
凶暴と言われていた竜もいつのまにか勇利には心を開く様になる過程も
こっちも一緒に見守る気持ちになった。
それにはもちろん竜オタクのジュリアンの力添えもあるんだけど。
それにしてもしきたりとはいえ、
しつこくしつこく勇利とジュリアンにHせよと迫ってくる大神官が
本当に胸くそ悪い。
しまいには自分の言う事をきかない勇利を敵国の間者である！とか言い出すし。
あともうちょっと子竜たちとの交流がいっぱいあったら
もっとほこほこできたかもって。
というかタイトルにもなっている保護竜カフェが
もっとストーリーの前面に出てきても良かったかな。
そこにいきつくまでの事も書かなきゃいけないっていうのもあるけど
仔竜まみれなシーンも読みたかったかも〜。
H度
ストーリー度
参加しています。よろしくね
