踏み出そう。
十年後も二十年後も、
きみの隣にいたいから。
安西さんの新刊です！
表紙からもわかる通り、
子供が絡んでいます！
子供が出てくるBLは大好きなので
楽しく読みましたー！
今回は安西さんお得意の
両片思いもの。
こじれていそうな二人の恋心が進んだのは
和馬の甥っ子世志輝のおかげ。
主人公二人はいい大人だけどそれだけに
何かきっかけがないとなかなか恋は進展しない。
長い付き合いだけに余計‥‥。
ということで、世志輝、めっちゃ可愛かったです
安西 リカ著「恋になるには遅すぎる」
知り合って20年、同居して5年。密かにお互いを意識しつつ親友を続けている和馬と那由多。しっかり者の和真と自由人の那由多だが初対面からなぜか気が合い、10代の頃の危うい衝動を乗り越え、今の関係は安定していた。ずっとこのままでいたい―そう思っていたある日、和馬の甥で4歳児の世志輝を預かることになる。協力して面倒を見るうちに相手の新たな一面を知り、また心が落ち着かなくなる二人だが…?
学生の頃からの友人、和馬と那由多。
出会った時からちょっと斜視気味の那由多の瞳に
ドキドキしていた和馬。
兄弟のように育ってきて仲の良い二人だったけど、
性格はまるで違う。
しっかり者の和馬と自由人の那由多。
社会人になり一緒に暮らし始めて５年。
二人の間は相変わらず仲の良い友人でそれ以上に進展はなかったのだけど‥‥
二人の生活にまだ幼い世志輝がやってきて一変する。
和馬と那由多の二人は互いに恋愛感情を持っているのに
今の状態を壊す事が出来ずすれ違い。
ま、すれ違いっていっても二人は同居しているので、
なかなか互いに踏み切れずにいるって感じだね。
そんなじれじれしている二人のキューピッドとなったのが
今回の攻の和馬の甥っ子４歳の世志輝。
和馬の姉の子供になるんだけど
姉夫婦の離婚のピンチに預けられた世志輝を面倒みることになる。
だけど世志輝は全然喋らないの。
喋っても声もとっても小さいし、
意思表示もしないので彼が何を考えているのかわかりにくい。
トイレ行きたい事も言い出せないのよね。ずっと我慢しちゃうの。
もともと人見知りが両親の不和で
それに拍車がかかってしまった感じかな。
だけど那由多はそんな世志輝が全然苦にならずに
お世話していたのがほっこりですね！
もともと自由人な那由多なので、
したいことをし、やりたくないことはしなくてもよい！
って考え方なので、
世志輝にも話すことを強制するわけでもなく、
かといって放置しているわけでもなく、
ほどよい距離感で自由にやってる。
それが世志輝には良かったんだろうね。
すっかり世志輝は那由多に懐いていた。
だから和馬も惚れ直し！？
そんな風に世志輝と那由多がいい関係だったのが素敵。
那由多が家で作業しているので
自然と世志輝をみているのが那由多だったけど、
ちゃんと和馬も可愛がっておりましたよ。
そして全然喋らなかった世志輝が
パパとママに意思表示するシーンにうるうるきちゃった！！
まま、ぱぱ、よしきって何度も声に出して
３人でいたいよって気持ちを
泣きながら大声で自己主張するの。
ここほんとう、泣き入るシーンだよね。
後半は恋人となった二人と世志輝を連れて
キャンプに行く話。
世志輝が少しずつ回りにも打ち解けられるようになって
良かったーって感じですw
世志輝が可愛くて思わずメインで書いちゃいましたが、
和馬と那由多、二人の揺れ動く心がちゃんと伝わってくるので
やっぱり安西さんの両片思いは面白い！って思います
H度
ストーリー度
参加しています。よろしくね
