運命の恋、

諦めない!!!

 

大好きな木下さんの作品ですー!

2巻まとめてレビューいたします。

まあ、若い頃ってのは

とかく外見‥顔に目がいっちゃって

それで恋しちゃったりもするんだけど、

段々と年を重ねていくと、

顔だけよくてもこんなに性格悪ければ

絶対に近寄らなくなるんですがねーw

でもさ、やべえ奴にほど恋しちゃうのは

古今東西あるあるなのだ。

腹黒(繊細)王子×純情根性(ど根性)姫

 

木下 けい子著コミック「灰かぶりコンプレックス1、2」

灰かぶりコンプレックス(1) (H&C Comics ihr HertZシリーズ) 灰かぶりコンプレックス(1) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)
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恋人がいない歴=年齢の智紀は、SNSで出会った「ミチルさん」に恋をしていた。 優しくて、教養があって、ハンサムで、思いやりがある、ミチルさん♡(まだ会ったことはない) そんなある日、街でミチルさんを見かけた智紀は、一生分の勇気をふりしぼって声をかけた! そして、デートをすることになったのだけど…… かっこいいしスマートだけれど、なんだか意地悪で!? 腹黒王子×ど根性姫のラブストーリー開幕★

 

灰かぶりコンプレックス(2) (H&C Comics ihr HertZシリーズ) 灰かぶりコンプレックス(2) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)
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しがないSEの智紀が恋した王子様の直純は、 最高にハンサムで、ものすごくスマートで、とても大きな会社のCEOだけど、ちょっと歪んだ心の持ち主だった。 直純の提案でセ/フ/レになったものの、智紀はいつか恋人になるつもりでいた。 でも、知れば知るほど、直純との格差を実感し、いつもはタフな智紀もなんだか傷ついてしまう。 一方、最初は面白半分で智紀とつきあい始めたはずが、どうしようもなく智紀が気になるようになって── 腹黒王子、まさかの初恋!!?

 

ゲ/イの出会い系アプリで知り合ったミチルと会うことになった智紀。

会ってみたら超イケメンで一目で恋に落ちてしまった。

もともとミチルはずっと智紀に優しくしてくれていたので、

好感大だっただけに智紀は浮かれてしまうんだけど、

ミチルの正体は実は大会社のCEО直純だった。

 

いや〜、もう面白かった!!

地味〜な純朴青年描かせたら木下さんの右に出る人はいない!ってくらい

智紀の純朴さがとってもいいわ〜!!

その対比で直純のいけすかな度がダダ上がりですww

ミチルは直純の友人で作家なのよね。

だから実在の人物なの。

それをミチルになりすまして直純が智紀に会っちゃったわけ。

直純をミチルと信じて疑わない智紀。

智紀と同じ北海道出身の幼馴染で直純の会社で彼の直属の部下として

働いている叶は智紀に傷つくだけだからやめなよって止めるけれど、

性格悪くても、直純がミチルとして嘘をついていたとしても

とにかく顔が大好きで彼のことを嫌いになれない智紀なんだなー。

ここまで顔が大好き!!!って言い切られると、

いっそのことすがすがしいよキラキラ

 

智紀の事が面白くてついついからかっていた直純は‥‥

これは絶対に智紀にハマっていくんだろうなって予想!

いけすかないイケメンが本当の恋に落ちて振り回されるがいいー!

それにしても智紀よ、顔で選ぶなら幼馴染のカナちゃんの方が良かったじゃん!

もともと智紀の初恋の人(幼稚園時代)なわけだし。

カナちゃんも智紀の事好きなんだよね、これは。

それと本当のミチルも、直純の毒牙にかかっている智紀を心配している。

こちらのミチルも色々と腹黒さはあるけど、

直純のような人でなしではない。

智紀にちょっかいかけているのも、直純に全うな恋をして欲しいって思っている節がある。

 

それなのに智紀ってば、直純に思わず

「俺をもっと弄んでください、なんならセ/フ/レでもいい!」

って宣言しちゃうんだよーー!!

そんなこと言われたら腹黒王子直純は

「ほー、そうかい、ならさっそくしてもらおうじゃないか」ってなるわけよ。

そんなに意地悪しているといつか智紀に嫌われるよってミチルが忠告しようとも

そんなわけないじゃん!って自信満々なわけだ。

(でも行動がところどころ智紀のことをめっちゃ気にしているww)

でもさ、智紀は直純の恋愛報道を雑誌で見ちゃって

ついに心折れてしまうんだな〜。

そして北海道へ一時帰省してしまう。

ところが直純がまさかまさかの北海道まで智紀に会いに来るのだ!

(智紀は自分に会いに来たとは思っていないが)

「着てはもらえねぇセーターなんて編まない」と言った智紀に

「君が編むセーターなら着てもいいのに」と言い残し去っていく直純。

この言葉で追いかけてしまう智紀なんだよー。

いやー、このへん、演歌なんて俺は嫌いだって応酬からの台詞は

とってもお見事でしたー!!

やっぱり木下作品は台詞回しがとっても好きなんだよね。

テンポもいいしさ、それに智紀とカナちゃんが二人で喋っている時は

北海道弁でやりとりしているのも、二人の仲の良さと同時に

直純とはやっぱり育った環境が全然違うっていうのも感じさせるのだ。

 

結局なんだかんだ言いながら両思いの智紀と直純。

ただ直純が本気の恋愛をしてこなかったから

自分の気持ちに気付いていないんだ。

モテ男って放っておいても向こうから寄ってくるから、

自分から欲しくて独り占めしたくてっていう気持ちになったことがなく、

今回のように北海道まで智紀を追ってきててもなお、

自分の気持ちに気付いていないんだよね〜!

 

さて3巻目が楽しみです!

 

H度ドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月半月

 

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