どうか新作のために、

まっさらなこの身体を

使ってやってください!

 

岩本さんのディアプラス文庫は

すごく久しぶりですよね!

楽しく読みましたー!!

作家×編集者。

もともと私は作家と編集者というのは

職業的に好きなカップリングの一つでして、

2人で一つのものを作り上げていくっていうのが好き。

編集者は先生の相棒的な感じがして、

そういう間柄っていうのも好きなポイントの一つ。

作家が悩んでいる時にアドバイスしたり、

気持ちを盛り上げたり、もちろん、逃げた作家を捕まえたり???

我儘先生に振り回される編集者っていうのも好物なんですよね〜w

 

岩本 薫著「蜂蜜と眼鏡」

蜂蜜と眼鏡 (ディアプラス文庫) 蜂蜜と眼鏡 (ディアプラス文庫)
792円 Amazon

徹底的な取材に基づく骨太な作風に定評のあるベストセラー作家・穂高充生の担当編集となった柊。ところが穂高の新作のテーマはなんとエ口スだった。正直苦手なジャンルで、潔癖気味の柊はセ○クスの取材中に拒否反応を起こし穂高を怒らせてしまう。今の臆病な自分を変えなくては、憧れの穂高と一緒に作品を作ることはできない―。三十歳童☆貞、まっさらなこの体を取材対象に使ってくれと申し出た柊だが…!?

 

岩本先生の書く攻め様は

超金持ちのスパダリが多いんですが

今回は売れっ子作家ということで、

一等地にだだっ広い間取りのマンション住まいなので、

金持ちであることは間違いない。

 

2部構成になっていて最初はくっつくまで、

2部は甘甘な二人という構成。

当初雑誌掲載ということもあって、

くっつくまでの過程がちょっと駆け足気味だったのが残念かな。

もっと二人の気持ちが寄り添う過程がじっくり

読んでみたかったとも思う。

面白かっただけに余計にもったいなかったなって。

 

官能小説かとしてデビューした穂高。

その後は文芸作家として押しも押されぬ人気作家に。

その穂高の担当となった柊だけど、

新作にエ口を書くという穂高に対し、

エ口に対し恐怖症のある柊という対称が良かった。

しかも穂高は体験型の作家なのだ。

なんでも実体験でものを書く。

そのためには命の危険があっても厭わない。

そういうポリシーはとってもかっこいいって感じるな〜。

最初の出会いで穂高を怒らせてしまった柊は

汚名挽回と必死になるんだけど、

エ口を書くという穂高にどうしても過去のトラウマから

エ口に対して潔癖になってしまい吐き気までしてしまう柊なのだ。

だからそんな自分に別れを告げるべく、

柊は自分の身体を使って欲しい、と穂高に懇願。

最初は柊のことを煙たがっていた穂高も

穂高のトラウマや真面目さ

本作りに対する熱意、作家を大切にする気持ち、

そういうのに徐々に打たれていくんだよね。

やっぱり胃袋を捕まれたって感じかなーw

柊の手料理に。

柊も性に対して臆病になっていたのだけど、

穂高に身体をゆだね、与えられる快感に酔っていくんだよね。

でも、それはあくまでも作品作りに協力しているのだと自分に言い聞かせ‥。

最初の入り口が入り口だっただけに

ちょっとすれ違いもあったけど、

そこは穂高の方からのアプローチで円満にハッピーエンド。

 

2部の方は恋人同士となった二人だけど

あくまでも編集と作家。

だからヒット作である柊が担当した作品をねたみ

他の出版社の担当編集からやっかみを受けてしまう柊。

おまけに新人も担当することになり、

その新人に振り回される柊なのだ。

そんな時に穂高から提案された同居案。

普通の恋人同士なら即答ものなんだろうけど、

やっぱり真面目な柊は担当ということもあって

イエスということがなかなか出来ないでいたのだ。

柊の立場を考えたらわかるよね。

でも穂高は強引なので何を悩むことがあるって感じ。

柊のような神経質タイプには穂高のようなぐいぐいひっぱるタイプがピッタリ。

でも柊が穂高に振り回されているようで、

実はこういうカップルは穂高の方が振り回されていることが多いの。

なんせ相手は慎重だし臆病だしってんで、

どうやって納得させどうやってイエスといわせるか、

あれこれ骨を折るのは穂高の方なんだものw

だからね、王様のようでいて

こういう金持ちスパダリが振り回されているっていうのが

結局私は好きなんだなって事ですww

 

H度ドキドキドキドキドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月やや欠け月


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