復讐劇の始まりだーー

 

作家買いです。

いやー、やっぱりARUKUさん、大好きだー!!爆  笑

最近のARUKUさんはH度が高いな〜と感じてました。

が、これはこれで、

必要があるんだよね。マジ、攻めがクズなんでw

クズ攻めというと木原作品とか思い出すけど、

ARUKUさんの描く攻めもなかなかのクズっぷり!!

痛い描写に目を背けたくもなるけど、

待ち受けているのは、

果たして楽園なのか、

それともどろ沼か‥。

 

ARUKU著コミック「嫌い、大嫌い、愛してる。」

嫌い、大嫌い、愛してる。 (バーズコミックス ルチルコレクション) 嫌い、大嫌い、愛してる。 (バーズコミックス ルチルコレクション)
770円 Amazon

「君の処☆女を30万で買ってあげるよ」 その一言から狂おしい恋と残酷な復讐劇は幕を開けた――。寂れた地方都市でつましく暮らす作業員の奏。東京から赴任してきたエリート所長の凍月。対照的な二人の男が出会い、脅し脅されるうちに心と身体が深く絡み合ってゆく。2ヵ月後、奏が意識不明の重体で発見されるまで・・・・・・。ドクズ男と無垢男、本当の愛を知るのはどっち?

 

愛のないH。

しかも極貧で病気の母を抱える受けを

自分の欲を満たしたいだけで犯/しまくる非道極まりない攻め。

こんなので愛なんて成立するわけないって思うよね。

でも成立しちゃうところがARUKU作品だ。

 

東京から来た新しい所長凍月は、

実は従業員の奏に一目ぼれしてしまう。

しかし凍月は、何不自由なく育ってきたボンボンなため

それが恋との自覚はない。

ただただ奏欲しさに彼を罠に嵌め、

体の関係を強要し雁字搦めにしてしまう。

序盤は、この男どついたろかーむかっむかっむかっと、

怒り心頭なことこの上ない。

奏はどがつく貧乏なので、

お金にも困り(凍月の策略のせいなんだけど)

凍月が交換条件で出してきたお金目当てでHをしてしまう。

その後も何かっていうと彼にHを迫られて‥。

奏も彼に従う振りして復習を考えているのだ。

それは奏が凍月が自分のことを本当は好きなんだと気付いたことで、

自分なしじゃいられないほど好きにさせ、

そのあと、自分は崖から身を投げようと‥。

自分のいない世界を嘆けばいい、と

奏はそれを考えることで生きる気力がわいてきていた。

(死のうと思っているのに生きる気力がわくっていうのは

その時点でもう奏も相当やられちゃっているよね、思考が)

でもそれだけ奏は追いつめられていたのよ。

信じていた恋人にも裏切られ、

母の病状は重くなっていく一方だし‥‥。

奏が強要Hで見せる裸体があばら浮き出て痛々しいよ‥あせるあせる

 

この話は身を投げた奏のもとへ

凍月が駆けつけるところから始まっているので、

現在の凍月と奏と知り合った頃の凍月の回想が

交互に出てくる感じで話が進んでいくのね。

だから身を投げたことはわかっているのだけど、

本当に奏は復習のために身を投げたのか、

そして意識が戻らない奏を抱え、

凍月は全てをなげうって奏と共に生きていくことを決意する。

だけど、それはある意味逃亡劇ともいえるので、

この生活が本当にうまくいくのか、

何せ意識を戻らない人間を医療従事者ではない凍月が

きちんと面倒を診ることができるのかっていう不安。

24時間介護していないとならないなか、

お金は底をついていく‥。

そうなってから凍月の愛情の深さが本当に見えてくるのよね。皮肉なことに。

 

最後の最後まで展開が読めずハラハラします!

そしていつしか、このクズな凍月を

応援しちゃうんだよね〜😅

 

H度ドキドキドキドキドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月三日月

 

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