ご主人様、
大好き
帯にでっかくこの言葉だけが
書かれていました！
インパクトありますね〜。
というか、この言葉以外見つからない。
もうこの一言に尽きる作品なのでしたｗ
久しぶりにいとうさんを読んだわ〜！
いとうさんの書く健気受けが大好きだったんだけど、
これは別の意味の健気受けでしたよｗｗ
だって基本ワンコですから！
そりゃご主人様一筋なのです！！！
いとう 由貴著「犬だったボクがご主人様に愛されるまで」
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犬だったボクがご主人様に愛されるまで (ショコラ文庫)
745円 Amazon
自分を庇って事故に遭った大好きな飼い主の魂を追いかけて、次元の狭間に飛び込んだ柴犬のマルは、目覚めると耳と尻尾の生えた「亜人」になっていた。謎の集団に拾われメッセル王国の辺境伯レシトに引き合わされたマルは喜ぶ。姿がすっかり変わっているもののレシトこそ、捜していた飼い主だった。マルは側付きとして屋敷に置いてもらえる事になるが、前世の記憶を持っているはずのレシトの態度は冷ややかで…。 |
売れっ子子役だった少年が飼い犬を庇って死に、
その魂を追って飼い犬のマルが行き着いたのは異世界だった。
そこは魔法も存在する現代日本とは
まったく別の世界。
そこでは飼い主だった少年は金髪の伯爵レシトに、
犬のマルはミミとシッポはそのままの亜人の姿に。
ご主人様だった少年は人間不信のクールな人物になってしまい、
あんなに可愛がってくれた自分を邪険にする。
マルは大好きを全身で伝えるんだけど‥。
マルは亜人になって
人の言葉も喋れるようになったけれど、
心と行動は犬のまんま。
とにかくご主人様のことしか考えていないわけｗ
マルにしてみたら、
急に人間みたいに二足歩行になって
言葉も話せるようになり
だけど、頭の中は犬だから
混乱の極みなわけだｗ
だから端からみたら頭のおかしいヤツとしか思えない
そしてレシト‥マルのご主人様だった少年だけど、
彼はこの世界で力のある魔力を持っている。
しかも前世である子役だった少年の記憶もあるのだ。
だけど子役だった時も、今の世界でも
レシトは両親からの愛情薄く人間不信に。
だからマルが自分が飼っていた犬だと言ってきても、
全然信じられない気持ちでいっぱいだった。
このマルのまんま犬っぷりが可愛かったよ〜。
普通の亜人は思考も人間に近いものがあるので、
動物扱いされると怒るんだけど、
マルは突然異世界に来たので思考は犬のまま。
犬扱いされてももちろん怒らないし、
むしろ犬の方が可愛がってもらえる？って思っちゃうくらいｗ
でもこれが頑ななレシトの気持ちを解かしていくのよね〜！
ちょっと色々とツッコミどろこがあったり、
謎な部分も回収されていないように感じたんだけど、
それは話しの中では瑣末なこと。
とにかく頑張るマルを応援したくなるお話です！！
頑張り具合がまるでワンコだから笑えちゃうんだけどね！
そしてラスト、マルの正体が‥‥！
本当に飼い犬の頭の中がマルのような
ご主人様大好き！で埋め尽くされているなら、
ワンコ飼いたくなっちゃうよね〜！！
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ストーリー度
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