生贄のはずが花嫁修業!?

獣の国の、運命の恋

 

石原さんの新刊ですー!

石原さんのもふもふは結構好き。

有耳属と獣人属とがヒトとされる世界。

獣人はそのまま獣の姿で2足歩行、人の言葉を話す。

有耳属は獣の耳と尻尾をを持ち、あとは普通の人間と変わらない。

ミミはウサギ科の有耳属、

レクシュアは狼科の有耳属。

二人の出会いは生贄と神官という立場で‥。

 

石原 ひな子著「臆病ウサギのお嫁入り」

臆病ウサギのお嫁入り (リンクスロマンス) 臆病ウサギのお嫁入り (リンクスロマンス)
940円 Amazon

半獣人と動物たちが共存する世界――。貧しい島国・ウォルトリアから、未知の大国・ルズガルト王国へ貢物として贈られることになったウサギ耳の少年・ミミは、獰猛な大型獣が闊歩すると伝えられるルズガルトで、生贄として食べられると思っていた。ところが、ミミを迎えたのは故郷とはまったく違う豊かな街と煌びやかな王宮の人々。そこで“神官”といわれる青年・レクシュアに引き合わされ、彼の館でルズガルトのしきたりを学ぶことに。実はそこは、ウォルトリアの客人を貴族たちの花嫁として送り出すための場所で…!?

 

小さな島国ウォルトリアで生まれ育ったウサギ科のミミ。

その美しさ故に人柱として、

ルズガルト王国へ流れ着くと言われる海流に乗って

一人船で送り出される事に。

そうしてたどり着いたルズガルド王国。

ルズガルド王国は古より、

ミミ達の間では恐ろしい国として伝えられており、

かつてルズガルドから命からがら逃げ出してきたウォルトリア人がおり、

その者の言うとおり、ルズガルト王国に攻められぬよう

毎年美しい人間を生贄にして、

ルズガルド王国へ送りだしていたのだ。

といっても、誰一人ルズガルド王国へ行ったことなどない。

かつてルズガルドへ行ったというその者のことも伝説化していて

本当の事かどうかももはや怪しい。

しかし、ウォルトリアは小さな貧しい国ゆえ大国に攻めてこられては一大事。

それで、毎年生贄を送り出していたのだが‥。

実は海流の関係でルズガルドへは普段行こうにも行けないようになっていた。

だけど年に一度唯一海流が変わる瞬間があり、

それに乗ればルズガルドへ辿り着くと言われていた。

でも結局それは、着いても着かなくても地獄には変わらない。

ミミは死を覚悟して生贄となりルズガルドへと向かうのだが‥‥。

 

ルズガルドは実はとても豊かでミミを手厚く保護してくれた。

その保護を務めてるのがオオカミ族の神官レクシュア。

狼だからね、兎にとっては捕食者ですから!!

最初のミミの怖がりっぷりも可愛くて良かった!爆  笑

ウサギ科の臆病で用心深い所が出てました!

誰が何か優しく言ってもピルピル震えてる。

言葉も発せられないくらいに怯えていたのよね。

これが私的にはツボってました!!

対して狼のレクシュアは全く怖くなくむしろ慈悲深い。

毎年やってくるウォルトリア人を保護し、

彼らを新しい家族に引き合わせる役目を負っている。

もちろんそれだけではなく、

国内の孤児も育てる「先生」でもあるわけだ。

なのでいつも冷静なのに、

ミミの事になるとレクシュアはちょっと冷静ではいられない。

その証拠に表情には出ていないけど

尻尾がブンブン振れて感情モロ出し!!!ゲラゲラ

これは私も超ツボでしたね!!

犬科は尻尾で心情がまるわかりなので

どんなに隠そうとしても分かっちゃうのがいいよね〜口笛

 

この二人の他にミミと同じウォリトリアからやってきた

サーバルキャットのラランや

ジェレミラ公爵など個性的な脇も登場。

ラランの習性は好きだな。

これは絶対ツンデレだよね!!w

他にはレクシュアのところは孤児院でもあるので、

子供たちもわんさか。

当然子供との触れ合いもありで

癒しも十分!!

 

本編でも小冊子でもミミが自国へ帰ることはまだ叶わないけれど、

いつか帰ることが出来て、家族と会って、

あの人柱も中止されるといいなと思うよね。

そして普通に2国間で行ったり来たり出来るようになるといいのになって。

 

H度ドキドキ(実に紳士な狼さんでしたw)

ストーリー度満月満月満月やや欠け月

 

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