鬼だけど‥小説家!?

 

初読み作家さんです!

設定が気になるじゃないですかっ!

鬼なのに可愛くって、世間知らずで

そして小説家に憧れてるって

何なのーー?

愛でたくなるわっっっ!

表紙からして、

背中からの顔ぴょこってのが

もう既に可愛いんですけど。

イチイのお側付きでイタチの煤竹も

これまたいい味だしてるわ〜。

話の合間に煤竹の使用している用具を紹介してくれてるんだけど、

こういうのも楽しくって良かったです!

 

tacocasi著コミック「弦巻先生の作家生活」

弦巻先生の作家生活 (マーブルコミックス) 弦巻先生の作家生活 (マーブルコミックス)
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文豪に憧れる鬼とひとつ屋根の下! 薄幸の枯れ気味無職男(28)×小説家デビューした世間知らずの美形鬼(240) 。昔から人の縁に薄い​青年・槇大吾は、ある日「俺の仕事を手伝わないか」と見知らぬ男に声をかけられる。 怪しげだが美しいその男の正体は、人間界の文士に憧れ、めでたく小説家デビューを果たしたばかりの鬼・イチイであった! 公の場に姿を現すことのできないイチイの影武者として“作家・弦巻先生"を務めるべく​、​​​イチイと隷属契約をし​、​ともに暮らし始めた槇だったが?!

 

作家になりたい鬼という一風変わったキャラ。

彼の影武者となることになったフリーターのまき。

鬼‥といっても人の姿になれるんだけど、

やっぱりそこはデビューしたらいろんな手続きが必要になるため、

フリーターであるまきに白羽の矢が当ったのだ。

鬼の神通力らしきものでどうにかなるもんじゃないんだなw

それでまきはイチイとイチイのお側付きである煤竹(イタチ)と

共同生活することになるんだけど‥‥。

どうやらイチイは家出中らしく鬼界から弟のナラがイチイを

連れ戻しにやってきて。

 

冒頭にも書いたけど、鬼のイチイが可愛いんですよ!

こんなに和む鬼がいていいのかしら。

ほんわか系なんだよね。癒し系というかさ〜。

イチイの弟ナラは真逆タイプでまさに鬼!!って感じで迫力がある。

うん、顔が赤かったり青かったり私たちが絵本で読むような鬼じゃないけど、

大きくて腕っ節が強そうな、棍棒の似合う鬼w

イチイは庇護欲そそる鬼なんだよねー。

(鬼なのに庇護欲ってのも不思議だけどw)

イチイは鬼としては力が弱く、それがコンプレックスなのかな。

なのでちょっと箱入り息子的なところがあって、

ナラもそんな兄であるイチイを

大事にしているところがあるんですよね。

文句言いつつも結局はイチイを心配して人間界にきているわけだし。

ナラは鬼として力が強いので、

すぐにまきが実は「呪い持ち」であることを見抜くわけ。

イチイが契約する前に既に、人間相手に寿命の売買を生業にしている「黒笠」によって

人縁をなくす呪いをかけられていたのだ。

なので呪い持ちであるまきを隷属させていると、

その呪いはまきの主であるイチイに向いてしまう。

ほのぼのから一気にきな臭い感じの展開に‥。

でもイチイの性格がのんびり屋さんなので、

緊急時!!って感じが一向にしないのだけれどねw

 

イチイがなぜ小説家に憧れているのか、

その原因となった人との係わりが、

まきとも繋がっていて‥。

人縁はなくとも鬼縁はあったかと思われるw

 

イチイの眷属であるイタチの煤竹も可愛いのです!

もちろんおしゃべりできますよ。

ナラには粗雑に扱われることもあるけれど、

煤竹のおかげでほっこりいたしました!

 

H度ドキドキ(Hシーンはありません)

ストーリー度満月満月満月三日月



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