誰かの存在がそこにあるというだけで、
救われる夜もある。
英田さんの893モンです！
やっぱり893や警察関係は
英田さんと相性がいいように感じるな〜。
ただ受けの日夏は
性に対してモラル感というのはない人なので、
攻め様オンリーじゃなきゃ絶対嫌！って言う方には
お勧めいたしません。
まぁ、日夏はいい歳のおっさんなので（見た目は若いが）
あれこれ人生経験が表も裏もいっぱいある人なので、
そういうのも魅力の一つになっております。
英田 サキ著「遠い岸辺」
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遠い岸辺 (SHYノベルス)
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マル暴の刑事でありながら傷害事件を起こした射場は、出所してから下っ端ヤクザとして自堕落に生きていた。そんなある日、暴力団の企業舎弟、日夏晄介のボディガードを任される。それはずっと憎んでいた男との再会でもあった。ゲイではないと言いながら男を抱き、男に抱かれる日夏。同性愛を嫌悪する射場は苛立つが、一緒に暮らすうちに謎めいた年上の男に惹かれていく。だが日夏の命を狙う何者かが現れ…!?愛と憎しみ、魂の再生の物語、誕生!! |
元刑事の射場がある事件により逮捕され出所後893の舎弟に。
その仕事として893の愛人？の護衛を命じられたが、
その人物が昔自分を強/姦した人物だとわかり‥。
年齢的には30代40代なのでオジサマスキー向けなのかな。
絶対に10代・20代ではこんな恋は出来ない・・・そういう感じが素敵です。
でもあまり年齢は気にならないかな。
それもこれも日夏が年齢不詳なせいと、
服装には人一倍気にしいなせいかも知れない。
射場がボディガードとして日夏についた直後にやったことが、
服装が許せなくて、スーツを作りに行ったくらいですからねー！
おしゃれさんなのです。
それもこれもお金がたんまりあるから出来る事なんですが〜。
そのお金の稼ぎ方が、まー荒っぽいというか。
暴力じゃないですよ（ある意味では暴力と同等か？）
ようなマネーゲームのようなもんだけど（日夏にとっては）、
でも勝者は良くても敗者はたまったもんじゃない。
遺恨の残るような真似をしてきたのも確か。
この事件の根底はそういう日夏のマネーゲームが招いたとも言えるんですよね。
だけど日夏も自分の奥さんと子供を失っているの。
それも最悪な形で‥‥。
それがずっとずっとトラウマとなっている。
本当は優しくて愛情深い人なんだよ。
そんな人が射場が学生の頃犯/しちゃう？って疑問もあるが、
あの場合それが最良の選択だったと判断したのだ。
射場にとっては最良じゃないけどさ〜、
でも日夏がああしなければ確実に消されていただろう。
そういう日夏を一緒にいることで感じていく射場は
日夏に惹かれていくんですよ。
日夏には愛人（Ｓ/Ｍクラブの女王様）がいたり、
付き人の狛を抱いたりして（狛はs○x依存症なのだ）
どういうヤツなんだ、と射場を悩ませるんだけどさｗｗ
おまけに自分を雇った893の外狩とも寝ているし。
（日夏は本当の意味で外狩の愛人ではなかったけれど、恩がある。）
だけど読んでいて、日夏に嫌悪感を抱かせない。
そこは英田さんが上手いのか、日夏のキャラがそう思わせてくれる。
お金を捻出するのは天才的でだけど、
その強引なやり口にあちこちから目をつけられている日夏。
そのせいで辛い過去持ちでもある。
そういう背景は結構好み。
放っておけば破滅にも進みそうで
射場が日夏から目を離せないのもわかるわ。
年齢的にいちゃこらいちゃこらってな二人じゃないけど、
日夏は甘やかせ上手なので、
そのうちちゃっかりリバっちゃうことでしょうね〜ｗ
（日夏は相手によって受けにも攻めにも転じる。
ちなみに射場相手だと今んところ受けだ）
それにしても狛が行方不明になった時、
私は最悪なことを考えていたんだけど
（まー、日夏にとってはこれ以上の最悪なことはなかったようだが）
狛にとってはいいパートナーを見つけたって事でしょうかね。
日夏は狛を可愛いと思って抱いても決して彼を満足させることは出来なかったでしょうし。
六戸部がこの話の中では本気で恐ろしいところは見せてないけど、
敵に回したら相当えげつないんだろうな。
そんなヤツの手に落ちちゃって狛は今後大丈夫なのかいな。
幸せならばいいんだけどもね。
この二人の話も気になるんで読んでみたいな。
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ストーリー度
