おれがずっと

おそばにいます!

 

初読み作家さんです。

リブレのHPでちょこっと読みをして

絵柄がとても良かったので(画力があるな〜と)

あと人外×人外に惹かれ購入。

ひとりぼっち同士の人外なの。

でも二人ともとっても心根は優しいのよね。

迫害するのはいつも人間。

恩を忘れるのは人間、

神を崇拝し、でもいつしか敬うのを忘れるのも人間。

そういう人間の身勝手さが生んだとも言えるしい様。

画力があるのでクライマックスシーンとかも迫力ありました!

 

灰崎 めじろ著コミック「鬼が慕うは祟り神」

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「しい様を一人にしません。俺がずっとお側にいます」 鬼と人のハーフ・椿丸は、“見世物"として賊に捕らわれていたところを、 廃退した森を司る祟り神によって救い出される。 ただ一人で永久の時を過ごす祟り神を、 美しく思った椿丸は「しい様」と呼び慕い始める。 数年後、“性欲が強い"鬼の血を継ぐ椿丸の欲求が爆発! しい様の触手に自慰を手伝ってもらうようになり――? 一人ぼっちの祟り神×身寄りのない鬼と人のハーフ、 孤独な二人が今惹かれあう――! 汁だく描き下ろしも大量収録v

 

鬼と人間のハーフである椿丸は、

見せ物として人間にとらわれているところを

偶然にも元神木の祟り神しい様(椿丸命名)によって助け出される。

幼子が親のような後見人に恋愛感情を持つというのはBLでは鉄板だけど、

これも人外×人外ver.のそういう感じでしたね。

だから椿丸がしい様に懐くのも最もなの。

しい様は自分の本体と言うべき椎の大木を切り倒され、

土地の気を抑えられなくなってしまった。

かくして神木として奉られていたしい様は

瘴気を出す祟り神となってしまったのよね。

瘴気に当てられると動植物は命を落としてしまう。

ひとりぼっちで何もない山奥に住まうしい様に

寂しい思いはもうさせない!と椿丸は一緒にこの地に

住まうことを決意。

でも何も摂取せずとも生きていけるしい様と違い、

鬼の子である椿丸は人からの精気をエネルギーとする。

そこで自分の体から出ている木の根を吸わせてみると

椿丸はその美味に虜になってしまい‥。

 

というわけで、

お食事シーンはまるで触手プレイのようでしたww爆  笑

まだ椿丸が幼い頃は赤子がお乳をのむような感じだったのが、

大きく成長してからはエ口さ全開!!!

しかもガチムチマッチョ系に育っている椿丸!筋肉

だけどいつまでも「根」に対しては子供のようにすがってしまうの。

このギャップもまたいいわ〜ラブ

椿丸はしい様に欲情するようになってしまい、

しい様の目の届かない(と思っている)ところで

しい様のことを思いながら、時にしい様の根で

あれこれ想像しながらしたしちゃっているのだw

しい様も鬼の性/欲が強いのをわかっているのか、

その持て余している性/欲を吐き出してやろうという親心?で

椿丸のために根を一本、椿丸の友達のようにして使わせているのだw

(時にお話を聞いてあげたり、触手プレイをしてみたり)

 

しい様も椿丸も人外だけど

とっても優しくて互いのことを思い合っている。

好きなシーンは触れると瘴気にあてられ植物が枯れてしまうので、

長いこと花を見たことのないしい様のために

押し花を用意する椿丸がその押し花をしい様の上に降らせるところかな〜。

そのために勘違いもあったりするんだけど、

より互いの優しさを感じることもできた二人なんだよね。

 

だけどそんな優しい二人の幸せな時間は

やはり人間の手によって壊されてしまうの。

しい様の住むの山には誰も近づかなかったのに、

椿丸の姿を見かけた人間が鬼がいると騒ぎ、退治しなくてはと

色めき立ってしまったのだ。

そしてしい様の姿を目の当たりにした人間は

祟り神だと、もう大黒椎様はいないのだと山に火をつける。

ああ、本当に人間って愚かしい。

そして失ってから自分達の過ちに気付いてももう遅いのだ。

も、もしかしてこれは・・・・

とちょっと心配になるような展開にハラハラしたけれど、

な、なんと、燃えてなくなった椎の木だったけど、

椿丸への思いが生への執着となり、

しい様は椿丸と同じく鬼に変化していたのだ。

人間の身勝手さに腹立たしさを覚えつつもハピエンで良かった!

 

描き下ろしでは、その後二人がどこかの山奥でひっそりと暮らしている姿が見られます。

しかも動植物たちどころか人外にも愛されちゃって、

皆、貢ぎ物を大量にしてくれるんだよね〜。洗濯もしてくれるし(うらやましい)

一人ぼっちで寂しく暮らしていたしい様、

両親に死なれてからは捕らわれこれまた一人ぼっちだった椿丸。

でもこれからは、にぎやかな仲間たちと愛する伴侶に囲まれ、

幸せに楽しく生きていけることでしょう。

めでたし、めでたし。なのでした!

 

H度ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月



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