亡くなったじいさんのこの家には

座敷童が出るーーー

 

松本花さんの新刊です!

松本さんは作家買いです。

タイトルがいいよね〜。

美男葛・・・・

これってサネカズラのことらしいけど

サネカズラも美男葛も初めて知ったわ。

だけど、BL的な雰囲気が美男葛って名前から

ぷんすかするじゃない。

しかもその実がなる庭に座敷童。

わくわくしてしまいます。

表紙がとにかく美しい。

 

松本 花著コミック「美男葛の庭」

美男葛の庭 (花音コミックス) 美男葛の庭 (花音コミックス)
Amazon 幼少期に出会った不思議なひと。 大人になり再会した「彼」は、あの頃と姿形が一切変わらず まるで…幸せを運ぶ「座敷わらし」のようだったのです。 サラリーマンとツンデレ座敷童のほのぼの愛され物語。<

 

以下は私の読書メーターの感想。
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松本花さんは作家買い。おじいさんの庭に現れた謎の美少年。その姿は幼少の頃に見かけた姿と変わらない。座敷童に恋しちゃった青年の話。座敷童の正体は想像どおりでした!でもおじいさんの話は切なかったなぁ。だからこそ未練があって出てきちゃったんだろうけども。この年齢で航平の素直なところは希少価値だわ!しかも座敷童だとすんなり信じちゃったり。(これには幼い頃の出会いの経験があるからだろうけど)。おじいさん達の分まで航平達には幸せになって欲しいなって感じてしまう一冊なのでした!

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航平が幼い頃、おじいさんの家に行くと、

そこの庭に美少年が立っていた。

その少年のことは自分だけにしか見えないようで、

幽霊というには美しいその彼を怖いと思ったことは一度もない。

そして大人になった現在、航平は亡くなったおじいさんの家に住むことに。

そこで数年ぶりにあの彼に再会したのだ。

もちろん彼は昔と変わらぬ美少年の姿のまま。

航平は彼のことを座敷童だと思い、

彼が現れるのを心待ちにするようになって‥‥。

 

今思えば幼い頃に会った彼に恋しちゃったんでしょうね。

その時はそういう自覚はもちろんなかったんでしょうけど。

不思議な存在である「彼」との再会に
リーマンとなった航平だけど、夢中になってしまうのは頷けますな。

あの時は幼かった航平は、
座敷童を絵本でみて、彼もきっとそうに違いない!という
思い込みがこの不思議な再会に拍車をかけたというかw

まー古い家だからそう思ってしまうのもわかるわ。
うちのばーちゃん家でそういう子に会ったら私もきっとそう思い込むw

航平は彼への気持ちが恋だと今でははっきりと自覚している。
でもある日じいさんの遺品のなかで写真をみつけちゃうのよね。
そう、座敷童くんと写っている昔の写真を。
どういうこと?と彼に尋ねると、
自分は本当は航平のじいさんと幼なじみで病気で死んでしまった。
でも彼(航平のじいさん)のことが好きで忘れられずにいたと告白。
そして航平からも好きだと告白されて焦って航平の前から逃げてしまうんだけど、
そこで座敷童くんの本当の正体がわかるのだ。
うん。彼は座敷童でもなければ航平のじいさんのことを好きな幼なじみの幽霊でもない。
れっきとした生きた人間。大学生です。名は裕規。
実は航平のじいさんとの幼なじみってのは彼の祖母の兄なのだ。
病気により早世した彼の写真と日記を見つけ、
彼の片思いに興味を持って航平のじいさん宅を訪ねたところ、
航平に座敷童と言われてしまい何だか言いそびれてしまったのだ。

航平のじいさんと裕規の大伯父さんの話はちょっとおセンチになってしまいます。
裕規の大伯父さんからみてみたら悲恋になってしまうしね。
彼らの話も最後にちょこっと掲載されています。
もちろん、航平と裕規のその後も。

とんでも勘違いから始まった恋だけど、
やっぱりこれって裕規の大伯父さんの想いが
二人を結びつけたって感じなのかしら。
平成の話なのにどことなく昭和な雰囲気がして
レトロな感じと松本さんの絵柄がマッチして
お話を盛り上げてくれてます!
まんま、座敷童でも私的にはおいしいんですけどね!ww


H度ドキドキ(チュウどまり。でもその方がいい)
ストーリー度満月満月満月満月



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