「普通の恋愛」ってなんだろう・・・?


三尾さんの新刊です。
もふもふに惹かれ購入。
もふもふと言ってもこれまでの動物が人型にとれるとか、
そういう人種がいる、とか
これまでのとはちょっと違ってて、
ネオヒューマンという人工的に作り出されたもふもふッ子たちの話なの。

新しい切り口でいいかなって思って買っちゃいました。
もともと三尾さんの絵柄が好きっていうのもあるけど。
5話4カポーからなるオムニバスです。
私はモモンガちゃんが可愛くって!!

三尾 じゅん太著コミック「森ボーイ」

森ボーイ (バーズコミックス リンクスコレクション)/幻冬舎
¥680 Amazon.co.jp
図書館で働く「キツネと人間のネオヒューマン」の紺野は同僚の渉に密かに好意を寄せていたが、突然発情期がきて渉を襲ってしまい…。


以下は私の読書メーターの感想。
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擬人化なのかと思っていたら
ネオヒューマンという人体実験によって作られた生命体なのでした。
5話で4カポー出てきます。
最初と次はほのぼのしてましたが、3、4話とちょっとシリアステイストな部分も。
ネオヒューマンの闇部分とでもいうのでしょうか。
これを1、2話と3、4話で分けて描いた方が良かったんじゃないかな。
テイストが違い過ぎてて、ほのぼのしていいのかヒヤヒヤした方がいいのか分からなかった。
ただモモンガはめちゃ可愛い。なので惜しい感じがするオムニバスでした。
私としてはシリアステイストをじっくり読みたい。
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1組目が
司書キツネ×大学生。
2組目は
漫画家×半人前モモンガ。
3組目は
娼館の鹿×大学生。
ラストの4組目は
捕らえられたクマ×研究所所員。

キツネとモモンガはほのぼのだったの。
この世界にはネオヒューマンという生物が存在し、
彼らと共存して生きている・・・という導入部的な。
発情期があったり、本来の姿である動物の姿にもなれるしね。
特にモモンガのモモちゃんは可愛かった!
人間の姿に完全になることができなくて
尻尾と耳が出てるままなのよ。
もちろんモモンガ姿は超絶可愛い。
そんなほのぼのとした漫画なのだと思っていたら、
3組目は行き場のなくなったネオヒューマン達を連れてきて、
娼館で働かせていることがわかるのよね。
そしてそんな生活が当たり前だとも思っているネオヒューマンたち。
ここからちょっと1、2組目までと違って、
シリアスなネオヒューマンたちの裏事情が垣間みれちゃうわけ。

特に4組目は
ネオヒューマンを作り出す研究所が舞台となっていて、
その研究所がクソみたいな非道な場所なんです。
作り出しているだけじゃなくて、
ネオヒューマンを捕まえては何か実験でもしているのだろうか。
地下の牢屋のようなところで、
酷い扱いを受けているのよね。
そこから救い出すって話だけど、
これと娼館の話はもちょっと別枠でじっくりやって欲しかった。
ほのぼのしさからは遠い感じだったし・・・・。

というか、ほのぼのの裏にはこんなことが起きているんですよっていうことで、
枚数もしっかりあればもっと深く描けたんじゃないかと思うと
もったいない感じがしちゃって・・・・。
だから全部が結局中途半端に感じてしまうよ。

じゃなかったら全てをほのぼので描いて欲しかったかなー。

H度ドキドキ(最初のカポーだけHがある)
ストーリー度満月満月三日月


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