おまえが大事だよ
だから一緒にいる



発売は2013年だけど、2006年から2013年にかけて描いた短編に
描き下しを加えてのコミックスとなります。
お話は4作品。
表題作の「イイ関係で困ってる」が2話、
「冬の下」は描き下しが1話、「キラキラどうでしょう」、「誘う図書館」は描き下し3話。
古い絵と今の絵を同時に楽しめると思えばいいかもね。
それに後日談の描き下しは本編の数年後という設定なのだから、
ちょっとくらい絵が変わっている方が、
年数を感じられていいかも?
なんて前向きに考えてみるww

表題作が一番エ口かったですねー!
はとこさんの漫画って絵だけみるとそんなにエ口エ口に見えないんだけど、
結構はっきり描いていらっしゃいまするww
ま、そこが好きなんですけどねー!( ´艸`)


町屋 はとこ著コミック「イイ関係で困ってる」

イイ関係で困ってる (ビーボーイコミックス)/リブレ出版
¥669 Amazon.co.jp
「ベッド行くのめんどくせー、ここでしろ」同じ会社の忙しい男同士。彼女作るヒマもないし、ヤリたい波も仕事の波も一緒。クールな小野坂とワイルドなおっさん(?)鳥羽は、そんなエ口くて楽なイイ関係……って、この関係、何だ?続くの?――続けたいの、俺?他、図書館司書と学生の年の差恋愛を10年以上追いかけた感動作等、男の芯の強さを描いた恋物語集




社会人同士、学生同士、社会人と学生。
それぞれ違ったタイプのお話で良かったです。
私は2つ目の「冬の下」がお気に入りでした~!


「イイ関係で困ってる」
会社の同僚同士のカポー。
小野坂と鳥羽は同じデザイン事務所で働いている。
ここのところ忙しくてHもままならない。
というわけで?利害関係の一致で付き合っている小野坂と鳥羽。
とはいえ、恋人同士という関係でもなさそう。
どっちかというとセ/フ/レのような二人。セ/フ/レともちと違うんだけどさ。
その方が小野坂はラクチンと考えていたのよね。
ま、そりゃ「好きだよー、付き合ってー!」みたいな始まりじゃなかったので、
身体の相性もバッチリだから余計にやりたい時にできる相手・・・みたいになっちゃったのも
あるんだろうけどね。
こういうのってお互いがそう思っていないと、段々と辛くなってくるというもの。
小野坂がちょっとしたアクシデントから他の男と寝てしまったと勘違いして、
鳥羽に対してぎこちなくなってしまい、思わず心ないことを言ってしまうのだ。
そして怒らせちゃうんだよね~。
微妙だった二人の関係にピリオドが打たれてしまうのか?

これ読むとりんごの天ぷらが食べたくなる~!
私は食べたことないんだけど、小野坂の好物みたいなのよねー!
もちろん作るのは鳥羽です。
水分があるから油にいれたらかなりパチパチしそうだけど、
甘みが増す感じになるんだろうか?自分では上手くできそうにもないので
どこかで出してるお店はないかなー?
というストーリーとは関係ない感想をしてしまうほどにちょっと気になった天ぷらですww
このカポーはこのコミックスにおいてのエ口担当ってことでいいかと思います(・ω・)b
Hを楽しむ大人の二人って感じでしたねー!相性抜群ってのも頷ける。
話自体については、セ/フ/レもどきな関係から恋人へとなる過程ってとこでしょうか。
勘違いはあっても短い話なので後を引くわけじゃないからあっさり読めちゃいます。


「冬の下」

中学生同士。
大智とヒサシは小学校の時からの同級生。
だけどヒサシの家は近所でも変わり者の家として遠巻きにされていた。
ヒサシは冬でも半袖の服を着、誰ともしゃべらず一人でいた。
そんなヒサシのことが気になって大智はいつも話かけていたのだった。
それは中学にあがった今も変わらない。
皆が近寄らないヒサシのところへ大智だけは近寄り話しかけて一緒に下校したりしている。
回りから何を言われても構わない。
だって大智はぶっきらぼうなヒサシが本当はとっても優しいってことを知っているから。
ある日大智はヒサシを誘ってプラネタリウムへ行く。
大智にとってはヒサシとデートしている気分で夢見心地だったのに、
ヒサシは帰り際、もうお前とは出かけない、高校へ行ったら会いたくないと大智に言い放つ。
ショックを受ける大智だけど、ヒサシを追い掛け自分の気持ちを打ち明けるのだった。

この二人とっても可愛かったわー!!
ヒサシは家庭環境が最悪で(だいたい小学生の子供に真冬に半袖着させている時点で劣悪だわ)、
そのせいで性格が暗い・・・・。
だけど大智は天真爛漫で純粋でちょっと・・・いやかなり天然ちゃん。
和み系なんですねー!ヒサシと仲良くなりたくて自分からどんどん話しかけて行く。
だからこそヒサシも大智にだけは心をちょぴっと開くのだ。
そんななかで言われたヒサシからの言葉。
大智が泣きながら「オレ、ヒサシに嫌われていたの?」って聞くシーンは
ちょっとキュンキュンきちゃったよー!
もちろん、嫌われているなんてことはないの。
ヒサシは大人びているところがあると言ってもまだ中学生。
皆が高校へ行っても自分は高校へは行けない。
そうすると大智とも離れ離れになるし、環境が違えば疎遠になる。
一人で平気だったのに大智のせいで一人になるのが怖い。
大智を失うのが怖い・・・・・そんなヒサシの感情を知って大智はヒサシに切れちゃうのよね。
あの大人しい大智が。
これ、中学生だからいいのよ。いい歳したオッサン同士ならば何やっとんねん!って感じだけど、
このピュアさがいいんだわーーー!
描き下しの「星の下」は高校生になった大智と中卒で働いているヒサシの話。
ちゃあんと恋人同士になっていて良かった。
あ、でもまだ二人はキスどまりっぽいですけどね。そこもまたいい。


「キラキラどうでしょう」

税理士とその事務所の新人。
ルーキー君は可愛いのだけれど、
社会人と思うとちょっと幼い感じがするな~。
年上の橋本にしてみたらそこも可愛いのかもしれないけれど、
私的には・・・・・・
一生懸命なのは好感持てても、社会人としてあの幼さは、うーんって感じかな。


「誘う図書館」

図書館司書×高校生。
高校の図書館司書である千尋は毎日のように視線を感じていた。
2年生の優等生戸田だ。
あからさまな熱い視線にゲ/イの千尋はとうとう声をかける。
無意識の戸田のモーションにグラつく千尋の理性。
生徒には手を出さないと決めていた千尋だが、
あなたを誘いにきた・・・という戸田の言葉に
思わず手が伸びて・・・・

無意識なものほど困ったものはないですよね!
しかも戸田は未経験者だし!
私、最初は絵だけで勝手に攻めと受けが逆だと思っていました。
戸田くん、結構男らしい外見だけど受けたい派だったのねーww
二人の合体シーンは恥じらいつつも超大胆!イヤン(///∇//)
最初はウブだった戸田も身体を重ねていくうちに(場所はいつも図書室ww)、
大胆になっていく。ここも若さの特権よねー!
ワカモノはより大胆になり、年長者はより慎重になっていく・・・・。
だけど、千尋ももう引き返せないほどに戸田にハマっているのだ。

これ、描き下しにもちょっと先の将来の二人が描かれてて、
戸田はもともと代議士の家の子でして、
議員になった戸田が母校の図書室にやってきて千尋と再会するっていうものなの。
ってことは何?
高校卒業したあとは二人はいったん別れたってことなのかしら???
高校から代議士になった間のことは全然描かれてないからさー。
想像するしかないんだけど。。。。
だってお互い、結婚しているもんだと思ってたーだなんて言っているし。
戸田が卒業してからこの二人に何があったのか、
ちょっと知りたくなっちゃうじゃない。

もちろん再会してからはラブラブな二人です。


という毛色の違う4作品なのでした。


H度ドキドキドキドキドキドキ(シーン自体は多くはないけど濃くてリアルww)
ストーリー度満月満月満月やや欠け月





  参加しています。よろしくねラブラブ


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