君が恋に落ちる相手は、
私であってほしい。


新年一発目のレビューです!

久しぶりのいとう作品でした!
表紙絵がね、もう、素敵じゃないの!
これだけで、なんだかハーレクイン的な素敵恋の予感じゃない?
絵師のぽすこさんは最近出て来られた絵師さんの中では(最近じゃなかったらごめんなさい)
私は推してる絵師さんなの!
以前コミックスを読んだけど、その時も素敵表紙絵に釣られてふらふら買っちゃったのよね。
(まぁ、コミックスについてはゴニョゴニョだったけど←あくまで私的に)
そういう意味では表紙で人を惹きつけられる力を持っているので、
出版社さんが絵師さんとして割と最近お使いになるのはわかるわー。

などと、勝手に私が思ってるだけですがww

本題の作品は良くも悪くもいとう作品!
いとうさんお得意のゴージャス攻め様とボンビーな苦労青年、
そして受けちゃんがイジメられて…といういとう道を邁進しております。


いとう 由貴著「いつか恋に落ちる君へ」
いつか恋に落ちる君へ (クロスノベルス)/笠倉出版社
¥935 Amazon.co.jp
憧れのオーストリア史を学びに、ウィーンに留学した春希。その生活は苦しく、食費を削って研究に没頭するあまり、資料収集に訪れた屋敷で倒れてしまう。主 である侯爵・クラウスは失態に怒ることなく、春希にパトロンとしての支援を申し出てくれた。初めは戸惑っていた春希も、彼の嘘のない優しさに負けて頼るこ とに。身分の差はありながら、二人は良い友人関係を築いていた。ふとした時に触れる彼の体温に、鼓動が高鳴ることもあるけれど、これは単なるスキンシッ プ。そう思っていた春希に、クラウスは愛情ではなく欲情で接しているのだと忠告されて…。



春希の学者馬鹿なところは微笑ましくて良かった。
好きなものには一心不乱。脇目も振らず、誰の声も聞こえない。
本当にそれにしか興味がないんだなぁ、と思われる。
好きなことに没頭出来るのっていいよね。
そんなところをドン引きせずに好感を持って接してくれたクラウス。

クラウスはお貴族様なので、最初はもっと怖くて高慢なイケスケねぇタイプなのかと思っていたけど、
全然違いました!
でも貴族の矜恃を持って志し高いものには支援を惜しまない。
こういう人が恋に落ちちゃうと、相手を甘やかし倒すのがセオリーなんで、
甘やかし攻めが大好きな私にとったらかこんな大好物な攻めはいませんww

クラウスは春希に惜しみない援助を申し出るんだよね。
二人の関係は恋愛とかそういうことではなく、とても良好だったんだけど、
やはり邪魔者ってのはどこにでもいるもんで……。
春希と同じ研究をしている大学の友人テオドールが春希にクラウスと会うための橋渡しをお願いするのだ。
クラウスは誰にでも自分の家の貴重な資料を見せているわけではない。
春希のようにお金とか名声とかそんなものはどうでもよく、とにかく研究熱心なものに資料提供している。
でもこのテオドールは春希のようなタイプではない。
なのでクラウスはテオドールには研究のための手助けは断ってしまうのだ。

そこからテオドールの春希への八つ当たりとも言うべき復讐が始まる。

クラウスのことであらぬことを春希に吹き込むんだよね。
人を疑ったりすることのない春希は、それを全面的に信じたわけじゃないんだけど、
頭の片隅にずっと引っかかってしまうんだよね。
しそて、そこからクラウスへの接し方がギクシャクしてしまう。

ちょっとーーー!!
私はこのへんから非常にイライラさせられたよ。
しかもクラウスに無理矢理ゴニョゴニョされちゃったあと酷い言葉を投げつけたじゃい?

春希の怒る気持ちはわかるけど、その前になぜクラウスよりもあんな男の言葉を信じたのか。
クラウスの人となりをちゃんとわかっているはずなのに。
むー!これは私は納得いかーーーん!!ってとこだったんだよなぁ!

お陰で春希がテオドールに卑怯な手で論文を奪われ、
おまけにとんでもないことをされた時も同情する気になれずにいたよ。←私も酷い
このあたりは私も理性を失っていた。ふー。
でもそのくらい春希も相当ひどい言葉をクラウスに言っちゃってたよ。

でも段々と春希が弱り錯乱状態になっていくのを読んで流石に同情を隠せなかった。
エジプトに逃げて小さく小さくならなきゃ…って、もう精神病んでる状態になっちゃってたし!

もちろん、そうなる前にクラウスが助けてくれるんだけどね。

最後は甘々バカッポーになっております:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
こういうのって本当にBL的ハーレクインロマンスの王道なんだけどさ~、
イケメン金持ちに甘く優しくされるってのは、いつになっても女性たちの夢なんだな。
だからこのパターンがやめられないww


H度ドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月三日月



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