俺は、明良がいないと駄目なんだ。
明良がいないと生きていけないんだ。
だから‥‥俺を明良の犬にしてよ。




堕つればもろとも 」に引き続き、
見事なまでの犬っぷり!!!な攻めシリーズとでも言いたくなるくらい
本当に犬でした!!(≧▽≦)


何度作中、

駄目な犬でゴメンね。
良い犬になれるよう頑張るから。
役立たずな犬でごめんなさい。

といった犬アピールのセリフがあったことでしょう!

とにかく攻めの犬っぷりは徹底しています!
しかもライバルが本当の受けっ子の飼い犬シベリアンハスキーなんですから!ww
ええ、そのワンコとナンバーワンペットの座を争っておりました。
とにかく攻めの犬っぷりを御堪能あれ!


宮緒 葵著「渇仰」
渇仰 (プラチナ文庫)/宮緒 葵
¥600 Amazon.co.jp
お前は僕の恋人で、僕の犬だ。
人生のどん底で再会した幼馴染み・達幸は人気俳優となっていた。かつて父の愛情を奪われ、事故で夢を失った明良は、 彼と二度と会うことはないと思っていた。しかし達幸は、己の成功は明良の「犬」になるためだと縋り付く。ついには身体まで奪われ屈辱に塗れた明良は、すべ てを奪われた自分と同じ苦しみを与えてやろうとするが、達幸は明良の傍にあることだけを求めていて……。


恋人が同僚に寝取られ、会社はあらぬ嫌疑をかけられ解雇、
そしてアパートは焼失。。。。。
明良がそんなどん底気分を味わっている中、再会したのが一番会いたくなかった人物達幸だった。
達幸は身寄りがなく、彼の母親を知るという明良の父親が彼をひきとったのだが、
外国の血を引いていたのもあって瞳が青かった。
明良の母親はそんな達幸のことを忌々しく思っておりかなり辛辣に接していたのだが、
誰とも馴染まず誰ともまともに話さない達幸は明良にだけはとても懐いていたのだ。
その様子がまるで自分の飼っている犬と同じように感じていた明良。
事実、達幸はよくペットの犬の定位置を奪って寝ていたり・・・

ところがこの達幸はとっても優秀で、そのため尊敬している父親が
達幸を褒めるのをみて嫉妬をしてしまう明良なのだ。
しかも父が達幸を引き取った理由が達幸の母親は父の想い人だったらしい・・・という噂を聞いてしまう。
成長するにつれ、背も高くそして周りからも注目されるようになった達幸。
その達幸に嫉妬心を隠し切れなくなっていた明良。
でも達幸には今も昔も明良しかいらないのだ。明良がいればそれでいい。
だからどんなに邪険にしようとも必死に明良についてくる。
しかしそれも18歳の時にピリオドが打たれる。
ある事故がきっかけで2人はずっと離れ離れになることに・・・・

そして6年、今こうして再び達幸は自分の目の前に現れた。
しかも達幸は誰もが知る若手人気俳優として・・・


達幸の明良に対する異常なまでの執着ぶりが天晴れでした!!
再会した時もあーちゃんの家だよって高級マンションを明良名義で購入していた。
しかも明良の足をガッチリホールドしたまま熟睡。
ここからはもう明良オンリーの世界ですよ!
あ、いや、もちろん俳優としての仕事はしているんだけど、
それさえも全て明良のため。
だけど明良にしてみれば自分のみじめさをただ突きつけられているような感じなのだ。
もちろん達幸にしてみたらそんな気持ちなんて微塵もないんだけどさ。

この達幸が他の人と接する態度と明良への態度がまるで違うのよ!
明良と話す時はちょっと幼児退行してんじゃない?って
思っちゃうくらい幼い。言い回しとかも。
明良が怒れば
「ごめんね、ごめんね、俺、本当に駄目な犬だ。」
とか
「あーちゃん、俺いい犬になるから」って泣きながら訴えるんですよ!!ヽ((◎д◎ ))ゝ
これくらいならばまだいいんだけど、ちょっと本当に幼児退行しているとしか思えない言葉遣いの数々に引くこともあるかもしれない・・・
これがちょっと苦手っていう人もいるかも知れません。
私は楽しめましたがww
問題ナッシング!!ww

で、なぜこれだけ達幸が犬に執着を見せるのか・・・

大好きな明良と一緒にいるためには彼にいつも無条件に愛されるペットの犬のようにならなければって思っちゃうんですよ。
歪んだ愛情表現だけど一途っちゃあ一途なんですよね。
まー、性☆欲はもちろん(溜まりに溜まって)あるんで、そのうちコーフンしてきちゃうんですけどww
そこは犬だけに動物的に!ワイルドに!!!

達幸が俳優ってこともあってその後も色々と起きるんだけど、
達幸の明良に対する執着は薄れることは一切ない。
むしろ明良のためにはそんなものどうでもいいんですよね。

でも明良はやっぱり達幸のためには自分は離れた方がいいと思うわけですよ。
いつか明良のために達幸が身を落としてしまいそうで・・・
だけど明良が離れた時、達幸はまさに半狂乱になってしまう。。。。
その姿は憐れを通りこして、もう恐ろしい(((゜д゜;)))

こ、こ、これは放っておいてはいけない!
明良しか彼を扱える人はこの世にいない!!

ということで結局明良は達幸と一緒にいる道を選ぶのだ。

いやー、これで一番割食ったのはやはり達幸のマネージャー松尾さんじゃね?
松尾さんほど我慢強く良く出来た人はいませんよ!!!
達幸が成功した一番の功績者は松尾さんですよ!!

殴られ殴られされてもあんなに耐えているなんて・°・(ノД`)・°・
松尾さんに幸あれ!!

って、この本のレビューの締めはこれでいいのかな?
でもきっと読み終わったら90%くらいの人はまず松尾さんの忍耐強さと人間の良さに感服することでしょうww


H度ドキドキドキドキドキドキドキドキ(Hもさすがに本能的!!)
ストーリー度満月満月満月満月半月

ペタしてね

にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村   ←参加しています。よろしくねラブラブ
にほんブログ村 アニメブログ BLCDへ
にほんブログ村