俺はずっとずっと
こいつの全てを忘れられなかったーー


嵐のあと 」のスピンオフとなります!
といっても「嵐のあと 」ももともとは「「シグナル 」のスピンオフですからwww

今回は「嵐のあと 」で主人公の榊とHフレンドだった美山が主人公ですよ。
嵐のあと 」のレビューでも美山の話を描いて欲しいー!と
言っていた私。

しかも

美山の話をタチで描きたい(この本ではネコだった‥)と日高さんも
あとがきに書いていたので
そのうち読めるのでしょうかね~はてなマークはてなマーク

とこの時に書いていたんですけど、
もちろんこのとーり!美山のタチが読めちゃいました(≡^∇^≡)


美山がなぜノンケに対して拒否反応を示すのか、
なぜ本気の恋愛をしないのか、
10年前の出来事がトラウマになっていたからなのだ。
そしてそのトラウマの元凶ともいうべき仁科と再会する。

嵐のあと 」の後日談も収録されてます!



日高 ショーコ著コミック「初恋のあとさき」
初恋のあとさき (花音コミックス)/日高ショーコ
¥690 Amazon.co.jp
仁科が打ち合わせに訪れたカフェは、学生時代の親友・美山がオーナーを務める店だった。 10年振りの再会を懐かしむ仁科とは対照的に、美山は自分を覚えていないかのように素っ気ない。確かに存在した“友情以上”の関係。切ない「初恋」だったあの頃にはもう戻れないのか──?
大幅加筆&描き下ろしを加えた待望の最新刊、「嵐のあと」後日談『double line』も収録!



今から昔話でもしようか?
十年前にお前が言っていた「マトモな人生」ってやつについて?


いやぁ、このセリフを吐いた時の美山は怖かったッス!!

仁科が訪れたカフェにいたのは高校時代の友人美山だった。
すぐにわかった仁科だけど、相手はどうやら気付いていないようで・・・。
仁科には美山との高校時代に苦い思い出がある。。。。
甘酸っぱくもあり・・・でも、自分のやったことを考えると苦くもあり。。

高校を卒業してから10年、
仁科は結婚もしたがその生活はうまくいかず離婚していた。
そんなある日、打ち合わせで偶然入ったカフェに美山がいたのだ。
後日、一人で行ってみる仁科にやはり美山は他人行儀。
忘れられちゃうくらい俺って変わったかな・・・なんて思っている仁科なんだけど、
私、あんなことした相手のところにのこのこと会いになんて(例え向こうが気付いていなくても)
絶対に行けないっっっっ!!
結構、仁科ってニブチン???つか心臓に毛生えてる??(@ ̄Д ̄@;)

しかも忘れられるのって結構ショックだな・・・なんて暢気なことを考えているんです、が!!
またもやのこのことカフェへ顔を出した仁科に美山が
上のあの恐ろしいセリフを言うのだ!

そう、忘れてなんていませんよ。美山は。
忘れたくったって忘れられなかった。だって仁科は美山にとって「トラウマ」だもの。

10年前何が2人にあったのか。
実は高校時代、付き合っていたんですよね。
もちろん告白したのは男が好きなのを自覚していた美山の方。
仁科は結婚していたくらいですからノンケ・・・・ま、男もいけるからバイだとは思う。
でも美山から告白してこなかったらきっと男と抱き合うことなんてなかった人だな。

美山はとっても明るくて人気者で(仁科はこの時からちょっと暗い・・・)
そんな美山が自分に夢中になっている様は仁科の優越感を満たしてくれるには十分だったのだ。
だけど、段々と美山の本気が怖くなってくる・・・・
今はいい、だけどこの先は?もしバレたらどうするんだ?
どうせこんなのは今だけの関係だ・・・
そう思っても美山の本気に尻込みしてしまう仁科はとうとう言ってしまうのだ。

マトモな人生を送りたいから
二度と会いたくない


高校生で青臭かったとはいえ、仁科結構ヤな奴ですww

でもこれがきっけけに美山は自分の性癖に目覚めちゃうわけだし、
そしてHはしてもドライな関係でいちゃうのも
この仁科の一言が重くのしかかっているからなんだよね。

美山はHを奔放にやっていようとも根はピュアなんだよ、きっと。
それに好きになった人には一途に思うところもあるし。

だって仁科と再会し、あんなに嫌な目に遭ったという元凶なのに
本人目の前にすると心が揺れ動くの。
だから仁科に辛辣な言葉を浴びせ、二度と来るなって言うんだけどさ、
今度は仁科の方が美山に執着するんですよー!!

誰かこの女々しくて情けない記憶を全部消してくれ・・・

そう思うくらいに仁科の出現っていうのは美山の心を
かき乱していたんですね・・・・。
それもこれも仁科がカフェに顔を出すからなんだけど・・

うーむむむ。
なぜ仁科はこんなに美山のことを気にするんだ?
離婚したばかりで淋しいからか?また美山にちやほやしてもらいたいのか?
それともただ懐かしいだけか???
きっと再会当初は仁科にだってわかっていないんじゃないかな?

でも仁科がわかっていること。それは
美山が自分のことを忘れているんじゃないかって思ったらショックだったこと、
今の美山のことを知りたいって思っていること・・・

なので美山が脅すようにこういうことになっちゃうよ・・・とけしかけても
ひるむどころか逆に仁科の方から仕掛けてくるんだよね。
これには美山もビックリ!!

あんなに10年前には手酷く振った仁科が
今度は誘う真似をする。
美山が戸惑うのも無理はない。
でもこれは仁科にとっては確認作業のように感じましたよ。
そう、自分の美山への気持ちの正体が何なのかを認識するための。。。

美山だって仁科には未練があるのだ。
でもあんな風に振られてる過去があるから、はいそうですかってわけにはいかないんですよ。
だから、もう会わないと仁科に告げちゃうんですよね。


これが思いの外かなりのショックだった仁科なのだ!
再会して美山のことを知っていくうち、
美山の変わらないとこも発見してほっとする仁科。
だけど今の仁科はこれらの感情が何なのかちゃんとわかっている。
だから過去の自分の非を認め、美山と真っ向からちゃんと向き合うんですよ!
今度は美山の思いのその重たさから逃げないように。。。。


最初、読んだ時は仁科ってばロクな奴じゃねーな!!と
憤りを感じたんですけど、
2度3度と読むと、致し方ない部分ってのもあるのかな・・と感じてきてしまう。
今がちゃんと幸せになるのであればそれでいいかな。
仁科には逃げ出さずに正面から向き合ったことを評価したいわー!

でもね、私、どうしても気になるのが、
仁科って全然10年の間に美山のことを思いださなかったのかしらってこと。
敢えて考えないようにしていたのかも知れないけれど、
それでも10年の間、まったく???って思っちゃったのでした。


それからもう一作収録されてます。
嵐のあと 」の2年後の2人ですな。
「double line」

これはもちろん榊と岡田の話なんですけど、
今、2人は一緒に暮らしているんですよね。
あらあら、仲良しねーなんて思っていたら・・・・

案外とだらしなくてビックリした岡田とキチンキチンと片づいている榊では
部屋の様子一つとってみてもわかるように性格がまるきし違う!
榊は岡田のあまり物事を深く考えないところが癪に障ったりして・・・

なので徐々にすれ違う2人の感情なんだけど・・・

このまま別れちゃうんじゃないの!?

ってくらい榊も怖かった・・・・ガーン
だって「なら別れるか?」って言っちゃうしー!!

でもちゃんと収まるところに収まるっていうか、
(岡田が荷物を)収めるところに収めたら
落ち着いたってところかしらねーww



さて、この一連のシリーズも終りのようです。
あとがきのイラスト、なんだかんだいっても
美山×仁科、榊×岡田
この2カポーはちゃんと手をつないで仲良しをアピールしてました!(=⌒▽⌒=)
あれ、、じゃあシグナルの2人は??
手は繋いでないけどタッチしておりますww

H度ドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月満月三日月


ペタしてね



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