またもや子持ちBLです!!

表紙に人外(ケモミミ)やお子ちゃまがいるだけで
手にとってしまう・・・・
ま、全部が全部萌えるわけじゃないんだけどね。
時にはハズレがありますが・・・

今回はお隣さん同士。
リーマンの宏伸は家事が壊滅的に苦手。
そんな時お隣の逸木親子に声をかけられて食事をごちそうになるのだ。
それがいつしか日常になって・・・・

最後の最後にくっつくのか、、と思っていたら
案外と2人は早々にくっつくんですよね。

最初は2人がくっつくまで。
次は娘の母親が現れて・・
そして宏伸の親が上京して宏伸に結婚をすすめる・・・
という流れになっています!

12年ぶりに文庫化された作品らしいです。
さすがに絵師さんは変わってますけど
今回は小椋ムクさん!
ムクさんの優しい絵柄がこの話の雰囲気にマッチしてました!


高尾 理一著「ファミリー・バイブル」
ファミリー・バイブル (ショコラ文庫)/高尾 理一
¥690 Amazon.co.jp
家事能力のないサラリーマンの長永宏伸が、心優しき隣人・逸木典章に食事の世話をしてもらうようになって三年。宏伸は、典章が妻で彼の娘・茉莉衣が自分の子だったら—という妄想つきの恋心を胸にしまっておけなくなっていた。けれど美しい典章が自分のような駄目な年下男を相手にするとは思えず、諦めていた矢先、茉莉衣が「ひろくんがお父さんでパパがお母さんだったらいいのに」と夢のようなことを言い出して…。



美しい子持ちの隣人に恋をしてしまった宏伸。
だけど、相手は・・・・男!
隣人典章には小学2年の娘茉莉依がいる。
毎日のように典章にご飯をつくってもらって三人で過ごす時間が
宏伸にとっては何よりも大切な時間なのだ。

と、宏伸の一方通行かと思って読み始めると・・・・・
なかなかこのお隣の親子っていうのが抜け目なかったりするのだ!!
実は茉莉依は宏伸のことをとっても気に入っていて

ひろくんがパパになってくれたらいいのに・・・

って言うんですよね。
あ、これって典章がパパじゃないやだ、、ってんじゃなくて
典章はどちらかというとママ的ポジションととらえているんですよ。
いつもおさんどんしてくれるからww
それに典章の仕事は在宅なんですよね。
それでリーマンとして外で働いている宏伸をパパ的ポジションと考えちゃっているのだ。
だからパパが宏伸、ママが典章そして子供は茉莉依。
そんなファミリーを茉莉依の一言で夢見る宏伸だったww

だけど、このセリフって逸木親子にとっては何もふざけた発言じゃないのよね。
だって典章だって宏伸を気に入っているんだから・・・
そうなんです。
この親子で「ひろくん捕獲大作戦」を計画!!!www
典章も宏伸から自分にポロポーズしてくれたら一緒に住もうと考えているんですよね~。

なんて物分かりのいい娘だ!!

そして結構あっさり捕獲大成功しちゃって三人で一緒に住むわけじゃないけど(もともとお隣同士だし)
常に一緒にいる三人。
身も心も満たされて幸せな男×男夫婦ww

だけどその幸せまっただなかな三人に不穏な空気が・・・
茉莉依の実母登場!!!
もちろん茉莉依を引き取りたくってやってきたんだよね。

そこで徐々に明らかになっていく典章の過去。

実は典章と茉莉依は血の繋がりがないの!!!
こんなに仲の良い親子なのに・・・!!!
典章は娘を溺愛しているしね。
そういう時は当事者である茉莉依が本領発揮。
つか、とっても健気なんですよ。

そうなのよねー。子持ちBLが好きな理由の一つに
子供がとても健気ってのがあるからなんですよ。
無条件に親を愛し慕うその姿に胸を打たれるっていうか。。

小学校2年生なんてまだまだお子ちゃまだけど、
小さくったっていろんなことを考えるし、自分の意思だってしっかり持っている。
それがまた泣かせるんですよね。


まあただ、全部が良かったのか・・・と言われると
恋愛よりも子持ちBLは下手すると恋愛そっちのけで
家族愛がメインになってしまうところもある。
これもちょっとそんな感じになりつつあったかな。
次の宏伸の母親が出てきて宏伸に見合いをさせようとするところとかは
家族愛ではなく恋人同士の波乱になっていくところではありますが。

ほのぼのとしているし、
安心して読み進めていけるBLならばこういうのがいいのかな。
ちょっと攻めがヘタレ過ぎなのが気になりましたが。。。。


H度ドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月半月

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