今まで迷惑ばかりかけてごめんなさい。
好きになって、‥‥ごめんなさい。




泣けたーーーーー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

受けっ子が健気すぎて辛いですねー。
しかも攻め様はいい人すぎて時々優柔不断。
いい具合にイラっとさせてくれますwww

健気受けの四種の神器である

身分差、薄幸、苛め、病気

これらの要素がたんと入っております!

最下層のフェルス難民の子供として育ってきたエリヤ。
回りの彼に対する態度はとても冷たかった。
でも孤児であるエリヤは血の繋がらない弟妹達のために
まだ13才という年齢だけれども必死に働いている。
そんな時、光の精霊ともみごまう見事な金髪の貴族ライオネルに助けられる。
エリヤは初めて他人から親切にしてもらい・・・・・・


六青 みつみ著「一枚の絵」
一枚の絵/六青 みつみ
¥1,365
Amazon.co.jp

ごみ屑同然に差別されている身で、流民のエリヤは金に困り、行きずりの男に身を売った。乱暴にされ行き倒れたところを、類稀なる美貌の貴公子ライオネルに救われる。生まれて初めて優しくされて、エリヤは彼に秘めた想いを抱くが、やがて屋敷の人間に男娼行為を暴露され、ライオネルにその汚れた素性を知られて しまうのだった。自分の気持ちすら迷惑なだけと知って絶望のあまり逃げ出し、さまようエリヤ。そして愛は、深淵の狭間に落ちてゆく…。



さあ、この本を読むときは

ハンカチ、タオル、ティッシュを周りに用意して読んでくださいねー!



毎日の食べるものにも困る日々を過ごしているエリヤ。
でも仕事中にケガをしてしまった。そんな時、助けてくれたのが貴族のライオネル。
難民の子供として蔑まれることはあっても親切になんてしてもらったことがなかったエリヤ。
しかもライオネルはエリヤに新しい靴を買って与えるんですね。
その場しのぎの優しさであるとはわかっていても
やっぱり放っておくことなんてできなかったライオネル。

エリヤはずっとその靴を大事に大事にするんですよ。
もうそういう描写だけでもうるるってきちゃうほど。

でもその靴があったとてその日食べる食事に困る日々なのはかわらない。
そしてとうとうエリヤは身売りすることを決意するの。
仕事はないしひもじいし、フェルス難民ということだけで謂れない苛めを受ける日々に疲れ果てていたエリヤ。
ライオネルからもらった靴だけがエリヤのお守り。
しかし身体を売った相手が悪くひどい目に遭ってしまったエリヤは朦朧として歩いていたところに
ライオネルの乗った馬車に轢かれそうになってしまう。
だけどそれがエリヤの幸運の始まりでもあったのだ。

ライオネルはフェルス難民とかそういうのはまったく気にしない人。
貴族なのにとても大らかでいい意味でお坊ちゃん気質。
ライオネルはこの辺りを統べる領主の孫で時期領主候補の一人なのだ。
でもあまりライオネルは領主という立場には興味がない。
それでも側近であり親友のカレスはライオネルにはなんとしても跡取りとなって欲しく、
そのためにはあまりエリヤのような下層の者と親しくするのを良しとしなかった。

こういう身分差と二人の関係を妬んだり邪魔したりする人物は必要よね!

エリヤは傷が癒えると出ていこうとするんだけど、
ライオネルがそれを留める。
エリヤはGOカンされた傷だけじゃなく、身体が弱っていたせいもあって
完全に元気になるまでは・・・とライオネルは屋敷にいることを提案するのね。
もちろんエリヤが面倒を見ている子供たちが心配だったのでそれもライオネルはちゃんと施設に面倒をみてもらえるように手続きをしていたのだ。

優しく金髪の美しいライオネルに心惹かれるエリヤ。
エリヤが自分を卑下する言葉を使うとそれをたしなめるライオネル。
好きにならずにはいられなくなるのは仕方ないことなのだ。

でもそれを快く思っていない側近のカレスにある日ライオネルは進言されてしまう。
エリヤ一人救っても何にもならない。本当に救いたいのならば領主となってその道を標してやるべきなのだ、
そしてエリヤを囲っているせいで妙な噂が立てられライオネルの時期領主という立場も悪くなっている。
しかもトドメに言うのだ。あの子は男 娼なのだ・・・・・と。

そして運の悪いことにエリヤはうたた寝していたライオネルの指先にキスをしてしまったんだけど、
それをカレスに見られていたらしくライオネルにそのことも告げられてしまったのだ(キスした事実をね、指先とは言わなかったけど。。。なんつー姑息なカレス)

そんなカレスとライオネルのやりとりを物陰から聞いてしまったエリヤ。
真っ青になりここから出ていかなくちゃ・・・と思ってしまうんですねー。
ライオネルも所用で一月近く屋敷を明けるので弟たちのいる施設に紹介状を書いたから自分が戻ってくるまで屋敷を出てそこで世話になるように・・・と言うんですよ。

この言葉がエリヤの大いなる勘違いであるんだけど。。。
確かに屋敷を出てそこで世話になるようにとライオネルは言っているが、自分が戻ってくるまでの間、、、という意味。
でもエリヤはもうお先真っ暗で、ここを出ていって欲しい・・・と引導を渡されたと思っちゃうんですよ。

ところがエリヤが向かった施設はエリヤを面倒みる余裕がなく、エリヤはそこも出ていっちゃうの。
そんな時に鉱山で働く者を募っているのを知ったエリヤ。しかも一年働いた報酬は戸籍がもらえるというのだ。
難民のエリヤにとってはこの上もなく嬉しいチャンスでもあった。
だから藁をも掴む気持ちでその鉱山夫として働くことを決意するんだけど・・・
それが死への一歩であることに気がつかずにいたのだ。


ああーん、もう、途中、ライオネルのお坊ちゃま気質が
裏目に出てしまい、イライラっとしてしまいましたーーー!!
たとえ男 娼だとしたって、そんなことをまだ小さなエリヤが進んで悦んでするわけないじゃないのー。
そうしなければ生きていけない過酷な状況であったことを察してやってよ!って思うんだけど、
ライオネルは些かショックを受けていて咄嗟にはまともに判断が出来なかったんだな~。。。

一方のエリヤは細っこく、小さな身体での鉱山の仕事はとっても辛いものなのよね。
しかも身体を壊してしまい・・・・
そうなんですよ。ここの鉱山は違 法採掘をしているところでして
もちろん1年務めたからといって褒美に戸籍なんぞくれやしない。
それどころか、健康で戻れる人‥‥‥生きて戻れる人なんていやしないのだ。
皆、肺の病にかかってしまうしね。
だからエリヤもまた例外ではなく・・・・・・
エリヤは病人専門の部屋で寝起きするようになってしまった。そこはただひたすら死を待つだけの部屋なのだ。

でもエリヤはそこの壁にある絵を描くんですよ。
もちろんライオネルをモデルにした精霊・・・・・

もう命の灯火も消えてしまうその時まで休むことなく絵を描き続けるエリヤ。
そしてライオネルはエリヤを探し鉱山へ向かうのだが、果たして間に合うのか・・・!?

可哀相な話ではあっても絶対最後はハピエンだよね?と信じながら読んでましたよー。
じゃないと読んでる私が辛過ぎる。。。ww


これってシリーズものなので、
このあとはruinシリーズとしてカレスが主人公で話が作られているんですよね?
私はまだ読んでないけどー。
カレスがなんでエリヤに厳しく当たっていたのか・・・・
もちろんライオネルに悪い噂が立たれると困るというのもあるけれど、
ライオネルのことが好きだったみたいですね。
(っていうのは次のruinでわかるようです)

ちょっと身体は壊してしまったものの瀕死の状態で助け出されたエリヤ。
結果的には大事に大事にライオネルに甘やかされちゃいますラブラブ
もう、こういう子はうーんとうーんとうーーーーーーんと甘甘の幸せで暮らしていって欲しいと思うわー!


H度ドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月満月半月

ペタしてね


にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村   ←参加しています。よろしくねラブラブ
にほんブログ村 アニメブログ BLCDへ
にほんブログ村