キラキラ魅惑の坊主受けキラキラ


美人坊主は頭のカタチまでいいので
丸坊主にしてもお月さまのようで
とってもお似合い!ww

いやぁ、月永の頭の美しさにうっとりラブラブ
もちろん顔も綺麗なんですけど
それでも絶壁だったらちょっと残念じゃない?

などと思ってしまった朝南かつみさんの美坊主イラスト。

この美しい坊主が
実の兄を誘惑しちゃうんですねー。
もちろんそこには復讐の二文字があるわけで。。。。

自分の弟だということも知らず兄は
この美しい坊主に溺れていく・・・・・・



いとう 由貴著「凍える月影」
凍える月影 (プラチナ文庫)/いとう由貴
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抱いてくださりませ、兄上──
縹国に使いとしてやってきた僧侶の月永は、世俗を離れた身でありながら、その美貌ゆえ国主・義康の寵愛を受けるようになる。だがそれこそが月永の謀略であった。月永は家族の仇を討つため、何も知らずに正道を歩む異母兄──義康を穢そうと身体を開いたのだ。義康を禁忌の関係に堕とし、国を滅するべく罠を仕掛けていく月永。だがそれは義康の中に眠る獣を目覚めさせてしまい…。



これが木原作品ならば、目も当てられぬくらい
ボロボロのドロドロになりそうな展開ですが、
程よい修羅場と痛さでございます。

時は戦国。
将軍家から書状を持ってきたという僧侶は一人だけ供を連れ縹国へとやって来た。
ところが縹国の主である義康はこの僧侶の美貌に一目で心を奪われてしまった。
僧侶の名は月永。
名が表わすとおり、はかなげで、静かに佇むその姿に
心を奪われてしまった義康は
書状を受取ったあとも月永を元の寺院へ帰すことをせずに
何かと理由をつけては留まらせていた。

しかし、これこそが月永の本当の目的だったのだ。

月永の母親は義康の父の気まぐれなお手付きのせいで
身ごもってしまったのだ。
しかし、妾腹の男児はすべて葬りさってきたという義康の生母によって
凄惨な最期を遂げてしまう。
しかも一族を皆殺 しにされて、
月永だけがたった一人家の者の手はずで逃げおおせたのだった。
そう、これは月永の復讐。

そんなことと露知らず
義康はどんどんと月永に嵌り込んでしまうのだった。。。。。


タイトルとイラストと内容がとってもマッチしていましたね!
月永の哀しみも苦しみも憎しみもそして
相反する兄への思慕も
本当によくわかる内容になっていました。

まさに愛憎渦巻くといったところでしょうか。
対して義康は
最初、皆が国主としては物足りない、イマイチ頼りがいがない、
などと言われていたように、
優しくて争いごとが嫌いでちょっと流されやすいところも見受けられた。

まー、あの母ちゃん見ていたら
ちょっと引きぎみになってしまうだろうな。
義康の母さんは誰よりも残酷な人のようだけど
この中では戦国の世や、そのあとの大奥の世界では
一番いそうなタイプww

まさに戦いは男だけの世界と違います!
って感じの人ですね。

もちろんやったことは赦し難いことではある。
でもこの時代、自分が生き残るため、子供が上に立つため
手段を選ばない母親って多かったんだろうな。
そんな手段を選ばなかったばかりに大変な目に遭ってしまったのが月永なんだけどね。

義康の月永に溺れていく様が
とっても良かったです!
そして月永もまた罠だと言いながらも
体はかなり悦んじゃっております!
背徳感がまた彼を高揚させているんだろうけれど。

寄ると触るとHばかりしている二人なんですよー!

もちろんそんなことしている二人なので
近くにいる人たちが二人のただならぬ関係に気付かぬはずもなく。
そうしているうちに縹国に楔を打ち始める月永なのだ。
徐々に内部崩壊を企むんだよね。

さて、月永の復讐が実るのかどうか。
義康が月永を実の弟だと知ったあとはどうなるのか。。。

予想のつく展開ではあるけれど、
それでも楽しんで読める作品でしたよ。
ちょっと国主としては優し過ぎて頼りなかった兄が
これをきっかけに頼もしくなったのもよかった!
たまには目先を変えて坊主モノを読んでみるのもいいかもですね!


H度ドキドキドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月満月

サービスカット

BLのススメ-110622_184856.jpg

月永のバックショットwww
お月見できそう。。。。

ペタしてね


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