新刊で買って、
すぐに読んだにも関わらず放置！
そうしたらもう先々月の新刊になってしまいました
内容を忘れそうだよ～～
ということで
今更ながらにレビューいたします！
樋口さんも健気受けを書くのが好きですよね～！
今回は小さい時に父親が亡くなり、
父親の知人宅に引き取られた高校生・篤史が主人公。
引き取ってくれた養父・久代のことが好きなんだけど
久代には一人息子・忍がいる。
サラリーマンの忍はことあるごとに篤史をからかったり意地悪なことを言ったり、、、
でもその忍には篤史の久代に寄せる思いを知られていて・・・
ＢＬというだけじゃなくて
家族愛だったり親子愛だったり、そんなところでもホロリときちゃいます。
樋口 美沙緒著「他人じゃないけれど」
画家だった父を亡くし、父の後輩の渡会久代に引き取られた一ノ瀬篤史。 篤史は、父に似て優しく穏やかな久代に密かに恋していた。 けれど、久代の一人息子の忍は、彼女をとっかえひっかえしては長続きしない軽い男。 篤史を可愛がってはくれるけど、気まぐれで意地悪くからかうこともしばしば。 やっぱり渡会の本当の子供じゃない自分が一緒に暮らすのは、嫌なのかな──。 不安に思っていた篤史はある日、久代への想いを忍に気づかれてしまい!?
話の内容と挿絵の関係性って本当に重要だと思うけど、
今回もまさに内容と穂波さんのイラストがドンピシャリ！という感じで
一層、作品を良く仕上げていたと思います。
主人公の篤史は画家の父親と２人暮らしだったんだけど
生活は決して裕福ではなくてはっきり言って貧乏だったのね。
で、無理が祟ったのか、篤史と一緒にいる時に父親は倒れてそのまま還らぬ人となってしまったのだ。
そして引き取ってくれたのが
同じ画家の久代だった。
父親と同じような雰囲気を持つ不器用だけど実直で優しい久代に
だんだんと恋をしていく篤史。
でも久代には一人息子で篤史より５才上の忍がいた。
忍はことあるごとに篤史に意地悪をするので
ちょっと身構えていたりする篤史。
忍はというと女の子をとっかえひっかえで付き合うんだけど
それでも外泊はせずになぜか家には帰ってくる。
ところがその忍がある日酔っ払って帰ってきた時に
篤史は忍に無理矢理抱かれてしまうのだ！！
ここでこの本の帯のアオリがわかる！
11年間、家族でいたのに、
どうして突然、俺を抱いたの‥‥？
家族のようで家族ではない。
でも誰よりも家族というものに憧れを抱く篤史。
そもそもその家族でいたい相手に対して恋心を抱いていることで
ぐるぐると悩んでいちゃったりもするんだけど、
篤史の家族に対する思いというのも読んでてとてもわかるので
久代のことを好きという気持ちとともに
養子縁組をしてもらえない、ということに少なからずショックも覚えているのよね。
まー、久代の性格を考えると
特に意味があって養子縁組みをしないわけじゃないとわかるとは思うんだけど。。。
そして兄ともなる忍に抱かれてしまってからは
更に悩みが増えてしまったわけで。。。。
忍が誰のことが好きかなんて、こっちは丸わかりなんだけど、
当の篤史は全然気がついてない。。。
ま、篤史にしてみたらいつも意地悪されていたって感じだしねー。
でも、何かあったとき、一番そばにいて篤史を助けてくれていたのは
忍なのだ。
もちろん抱かれてしまってからは
篤史だって忍のことを意識し始めちゃう！
恋愛にはお子ちゃまな篤史にはまだまだ複雑な忍の男心は
わかってはいない。
篤史は健気受けっ子として書かれているけれど
ずっと篤史のことを好きで時にそのため意地悪なこともしちゃった忍も
（だって久代のことを好きなのがわかっていたから拗ねていたみたいｗｗ）
なかなかに健気攻めっ子だったｗｗ
だってねー、途中忍は家を出て一人暮らしをし始めちゃうんだけど
一緒に暮らしていた時とは全然違うだらしなさに
篤史はビックリするのよねー！！
しかも実はこっちの方が地だったという・・・・・
なんと、篤史と一緒に暮らしていた11年間、
篤史の負担をかけたくないために
忍は忍できちんきちんと必死にやっていたようなのだ！
いやー、11年の本来のだらしなさを押し隠してきちんとなんてなかなかできない。
つか、11年間そんなことをやっていたならば
一人暮らししても身についていそうなものだけどwww
いずれにしても忍も健気なヤツじゃあないか！
ただ、時々子供のような憎まれ口をきいちゃうんだけどさ。
久代はあまり・・・というかかなり日常生活に対して
適応できていない人というか、
絵を描くこと以外のことはあまりできないの。
でも終盤、久代が養父らしい言葉で篤史に話しかけるところは
じん・・・・としちゃいますよ～。
H度
ストーリー度
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すぐに読んだにも関わらず放置！
そうしたらもう先々月の新刊になってしまいました
内容を忘れそうだよ～～
ということで
今更ながらにレビューいたします！
樋口さんも健気受けを書くのが好きですよね～！
今回は小さい時に父親が亡くなり、
父親の知人宅に引き取られた高校生・篤史が主人公。
引き取ってくれた養父・久代のことが好きなんだけど
久代には一人息子・忍がいる。
サラリーマンの忍はことあるごとに篤史をからかったり意地悪なことを言ったり、、、
でもその忍には篤史の久代に寄せる思いを知られていて・・・
ＢＬというだけじゃなくて
家族愛だったり親子愛だったり、そんなところでもホロリときちゃいます。
樋口 美沙緒著「他人じゃないけれど」
- 他人じゃないけれど (キャラ文庫)/樋口美沙緒
- ￥570
- Amazon.co.jp
画家だった父を亡くし、父の後輩の渡会久代に引き取られた一ノ瀬篤史。 篤史は、父に似て優しく穏やかな久代に密かに恋していた。 けれど、久代の一人息子の忍は、彼女をとっかえひっかえしては長続きしない軽い男。 篤史を可愛がってはくれるけど、気まぐれで意地悪くからかうこともしばしば。 やっぱり渡会の本当の子供じゃない自分が一緒に暮らすのは、嫌なのかな──。 不安に思っていた篤史はある日、久代への想いを忍に気づかれてしまい!?
話の内容と挿絵の関係性って本当に重要だと思うけど、
今回もまさに内容と穂波さんのイラストがドンピシャリ！という感じで
一層、作品を良く仕上げていたと思います。
主人公の篤史は画家の父親と２人暮らしだったんだけど
生活は決して裕福ではなくてはっきり言って貧乏だったのね。
で、無理が祟ったのか、篤史と一緒にいる時に父親は倒れてそのまま還らぬ人となってしまったのだ。
そして引き取ってくれたのが
同じ画家の久代だった。
父親と同じような雰囲気を持つ不器用だけど実直で優しい久代に
だんだんと恋をしていく篤史。
でも久代には一人息子で篤史より５才上の忍がいた。
忍はことあるごとに篤史に意地悪をするので
ちょっと身構えていたりする篤史。
忍はというと女の子をとっかえひっかえで付き合うんだけど
それでも外泊はせずになぜか家には帰ってくる。
ところがその忍がある日酔っ払って帰ってきた時に
篤史は忍に無理矢理抱かれてしまうのだ！！
ここでこの本の帯のアオリがわかる！
11年間、家族でいたのに、
どうして突然、俺を抱いたの‥‥？
家族のようで家族ではない。
でも誰よりも家族というものに憧れを抱く篤史。
そもそもその家族でいたい相手に対して恋心を抱いていることで
ぐるぐると悩んでいちゃったりもするんだけど、
篤史の家族に対する思いというのも読んでてとてもわかるので
久代のことを好きという気持ちとともに
養子縁組をしてもらえない、ということに少なからずショックも覚えているのよね。
まー、久代の性格を考えると
特に意味があって養子縁組みをしないわけじゃないとわかるとは思うんだけど。。。
そして兄ともなる忍に抱かれてしまってからは
更に悩みが増えてしまったわけで。。。。
忍が誰のことが好きかなんて、こっちは丸わかりなんだけど、
当の篤史は全然気がついてない。。。
ま、篤史にしてみたらいつも意地悪されていたって感じだしねー。
でも、何かあったとき、一番そばにいて篤史を助けてくれていたのは
忍なのだ。
もちろん抱かれてしまってからは
篤史だって忍のことを意識し始めちゃう！
恋愛にはお子ちゃまな篤史にはまだまだ複雑な忍の男心は
わかってはいない。
篤史は健気受けっ子として書かれているけれど
ずっと篤史のことを好きで時にそのため意地悪なこともしちゃった忍も
（だって久代のことを好きなのがわかっていたから拗ねていたみたいｗｗ）
なかなかに健気攻めっ子だったｗｗ
だってねー、途中忍は家を出て一人暮らしをし始めちゃうんだけど
一緒に暮らしていた時とは全然違うだらしなさに
篤史はビックリするのよねー！！
しかも実はこっちの方が地だったという・・・・・
なんと、篤史と一緒に暮らしていた11年間、
篤史の負担をかけたくないために
忍は忍できちんきちんと必死にやっていたようなのだ！
いやー、11年の本来のだらしなさを押し隠してきちんとなんてなかなかできない。
つか、11年間そんなことをやっていたならば
一人暮らししても身についていそうなものだけどwww
いずれにしても忍も健気なヤツじゃあないか！
ただ、時々子供のような憎まれ口をきいちゃうんだけどさ。
久代はあまり・・・というかかなり日常生活に対して
適応できていない人というか、
絵を描くこと以外のことはあまりできないの。
でも終盤、久代が養父らしい言葉で篤史に話しかけるところは
じん・・・・としちゃいますよ～。
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