4/25に木原音瀬原作、小椋ムク作画で
マーブルコミックス「キャッスルマンゴー」が発売されます。
なので急いで主人公十亀の高校時代を書いた「リバーズエンド」を読まねば!と
ちょっと前に雑誌Cab創刊号を買ってきたのでした!
(「リバーズエンド」は創刊号の特別付録の小冊子)
本編は「リバーズエンド」を知らなくても大丈夫だと思います。
でも、十亀の人となりを知るためにも
読んどいた方がいいかな、と思ったのと
読んだ人たちの反応もとっても良かった・・・・というか、
さすがは木原さんという声が多かったので、
すごく気になったんですよね。
それに泣ける話らしかったので。。。。
確かに泣ける!
というか、これね、
「ホームレス中学生」と「銭ゲバ」を
足して2で割る・・・みたいな感じ?
ようはドビンボーってわけですな。
木原 音瀬著「リバーズエンド」
十亀俊司は父親と姉、弟の4人暮らしの高校生。
ただし、父親は飲んだくれで入退院を繰り返し、家にいる時はひたすら飲んでばかりいる。
姉の小春はそんな家族のために中卒で工場で働いている。
弟はまだ小学生だ。
姉の少ない給料と十亀のバイト代。これが生活費。
しかし大半は父親が闇金でこさえた借金の返済で消えてしまうのだ。
それでもまだいい、今は家があるから。
少し前までは家さえもなく、
小春の働く工場長の計らいで安く部屋を借りられているのだ。どんなにしょぼい部屋であろうとも。。
ただでさえ高校生男子なんて食べ盛り。
だけど、お金がないからお昼も食べられない。
十亀は人が食べ残してゴミ箱行きとなった残飯も平気で食べちゃうのだ。
それを見ていたクラスメイトの二宮。かなりショックを受ける。
二宮もショックを受けたけど読んでいる私もショックを受けた。
だって残飯を食べる高校生って・・・・
十亀のひょうひょうとした性格もあるんだろうけど、
木原さんはこのへんの十亀を取り巻く環境を
とても淡々と書いているんですよね。
そうなんですよ。
小春にお金を取ったでしょ!と疑いをかけられて家を追い出されようとも
そのため段ボールハウスで寝る羽目になろうとも
十亀は感情の爆発っていうものが感じられないのよね。
一方でそんな十亀を構うクラスメイトの二宮は対照的で
すごく明るくてよくしゃべる。しゃべり過ぎるくらい。
でもね、二宮の存在が十亀を普通の高校生に見せるのでちょっとほっともするんだよ。
誰とも相いれなかった十亀が
二宮と一緒にいることでグレーっぽい彼の生活に色がつくって感じなのかな。
十亀はゲ/イであることを自覚している。
その十亀が二宮に惹かれちゃうのも無理からぬことなのだ。
だけどあくまで書いているのは木原さんですからね。
普通の高校生活を送るだけのものなんて書くわけがないんですよ。
十亀が高校生っぽい生活を送り始めようとすると
暗雲がたちこめるのだ。
父親の借金、その取り立て、最近様子がおかしい姉の小春。
不安要素はそこここに散りばめられている。
幕切れはあっけなかった。
そして哀しいと思う間も無く襲ってくる恐怖。
やっぱりどこまでいっても木原作品だなぁ。。。と思いましたよ。
「キャッスルマンゴー」は十亀と二宮の再会で始まり、
彼らの物語なのかな。。。と思ったら
全然違ったのね。
もちろん、二宮とも再会はするんだけど、
あくまで友人のスタンス。
十亀の相手はかなり年下なんですねー!!
これは本編がかなり楽しみです。
十亀の過去がわかってしまったおかげで
彼にすごく幸せになって欲しい!!って
思ってしまいます。
H度
ストーリー度
自宅がラブ/ホテルの万(よろず)は、ある日A/V撮影の為にやって来た監督の十亀(とがめ)と出会う。
初日から男優と間違えられたりズボンを下ろされたり、とにかく印象は最悪!
しかもゲ/イだと公言す十亀が弟の悟と仲良くなっていくのが気になってしょうがない。
心配した万は十亀を弟に近付かせない為に、ある行動をとるのだが…。
ラブ/ホテルを舞台に、2人の物語が今動き出すーー!
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マーブルコミックス「キャッスルマンゴー」が発売されます。
なので急いで主人公十亀の高校時代を書いた「リバーズエンド」を読まねば!と
ちょっと前に雑誌Cab創刊号を買ってきたのでした!
(「リバーズエンド」は創刊号の特別付録の小冊子)
本編は「リバーズエンド」を知らなくても大丈夫だと思います。
でも、十亀の人となりを知るためにも
読んどいた方がいいかな、と思ったのと
読んだ人たちの反応もとっても良かった・・・・というか、
さすがは木原さんという声が多かったので、
すごく気になったんですよね。
それに泣ける話らしかったので。。。。
確かに泣ける!
というか、これね、
「ホームレス中学生」と「銭ゲバ」を
足して2で割る・・・みたいな感じ?
ようはドビンボーってわけですな。
木原 音瀬著「リバーズエンド」
- Cab VOL.1 (MARBLE COMICS)/著者不明
- ¥980
- Amazon.co.jp
十亀俊司は父親と姉、弟の4人暮らしの高校生。
ただし、父親は飲んだくれで入退院を繰り返し、家にいる時はひたすら飲んでばかりいる。
姉の小春はそんな家族のために中卒で工場で働いている。
弟はまだ小学生だ。
姉の少ない給料と十亀のバイト代。これが生活費。
しかし大半は父親が闇金でこさえた借金の返済で消えてしまうのだ。
それでもまだいい、今は家があるから。
少し前までは家さえもなく、
小春の働く工場長の計らいで安く部屋を借りられているのだ。どんなにしょぼい部屋であろうとも。。
ただでさえ高校生男子なんて食べ盛り。
だけど、お金がないからお昼も食べられない。
十亀は人が食べ残してゴミ箱行きとなった残飯も平気で食べちゃうのだ。
それを見ていたクラスメイトの二宮。かなりショックを受ける。
二宮もショックを受けたけど読んでいる私もショックを受けた。
だって残飯を食べる高校生って・・・・
十亀のひょうひょうとした性格もあるんだろうけど、
木原さんはこのへんの十亀を取り巻く環境を
とても淡々と書いているんですよね。
そうなんですよ。
小春にお金を取ったでしょ!と疑いをかけられて家を追い出されようとも
そのため段ボールハウスで寝る羽目になろうとも
十亀は感情の爆発っていうものが感じられないのよね。
一方でそんな十亀を構うクラスメイトの二宮は対照的で
すごく明るくてよくしゃべる。しゃべり過ぎるくらい。
でもね、二宮の存在が十亀を普通の高校生に見せるのでちょっとほっともするんだよ。
誰とも相いれなかった十亀が
二宮と一緒にいることでグレーっぽい彼の生活に色がつくって感じなのかな。
十亀はゲ/イであることを自覚している。
その十亀が二宮に惹かれちゃうのも無理からぬことなのだ。
だけどあくまで書いているのは木原さんですからね。
普通の高校生活を送るだけのものなんて書くわけがないんですよ。
十亀が高校生っぽい生活を送り始めようとすると
暗雲がたちこめるのだ。
父親の借金、その取り立て、最近様子がおかしい姉の小春。
不安要素はそこここに散りばめられている。
幕切れはあっけなかった。
そして哀しいと思う間も無く襲ってくる恐怖。
やっぱりどこまでいっても木原作品だなぁ。。。と思いましたよ。
「キャッスルマンゴー」は十亀と二宮の再会で始まり、
彼らの物語なのかな。。。と思ったら
全然違ったのね。
もちろん、二宮とも再会はするんだけど、
あくまで友人のスタンス。
十亀の相手はかなり年下なんですねー!!
これは本編がかなり楽しみです。
十亀の過去がわかってしまったおかげで
彼にすごく幸せになって欲しい!!って
思ってしまいます。
H度
ストーリー度
- キャッスルマンゴー(マーブルコミックス)/著者不明
- ¥660
- Amazon.co.jp
自宅がラブ/ホテルの万(よろず)は、ある日A/V撮影の為にやって来た監督の十亀(とがめ)と出会う。
初日から男優と間違えられたりズボンを下ろされたり、とにかく印象は最悪!
しかもゲ/イだと公言す十亀が弟の悟と仲良くなっていくのが気になってしょうがない。
心配した万は十亀を弟に近付かせない為に、ある行動をとるのだが…。
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