「ROSE GARDEN １
、２
」のergo小冊子です。
この一冊の中にはファンタジーが詰まっています。
しかも和洋なんですよね。
洋は今からレビューする「ROSE GARDEN １ 、２ 」、
和はこれまた木原作品では１番といってもいいくらい好きな「牛泥棒 」。
一冊で２度美味しい小冊子です。
作品が違うのでそれぞれレビューしたいと思います～。
今回は先日読んだばかりの「ROSE GARDEN １ 、２ 」の番外編「southern rose」を。
あの二人のラブラブな生活が覗けるのかと思ったら
主人公は別の天使であるチュリン。
事の始めはとある魂が天界にやってきたことにある。
そう、あのカイルが自分の羽をもぎとって天界へ送ってあげたクローディアの魂だ。
どんな事情があろうと、娼 婦をしていた人間の魂は
決して天国へ行くことはできないのだ。
だけど、この魂はやってきた。しかも天使の羽をつけて。。。。
クローディアは最初、カイルをかばってなかなか本当のことを言わなかったのだけど、
大天使アガサが優しく諭すとカイルからもらったことを話し始めた。
そしてアガサはチュリンにとあることを命じる。
クローディアの魂を無事天界へ送ってあげたアガサは
残ったカイルの羽を本人へ返すのに
チュリンにカイルを探して様子を見て欲しい、、、、と。
堕天使を探すだなんてとんでもねぇぇぇ！！！(￣□￣;)!!
と、声を大にして言いたいところだけど
なんせ、相手はあのアガサ。そんなことはとっても言えない。。。。
なので不承不承カイルを探すことに。。。。
ところがチュリンは探すのに疲れちゃって
うとうとしていたら悪魔に襲われちゃうんだな。
しかもその悪魔ってーのが・・・・
あ、ウォーレンのお父ちゃんじゃないのか！？
本編では名前しか出てこなかった悪魔だけど、
てっきりもう死んでいるのかと思ったら生きていたんだ。
悪魔に襲われ羽をもぎとられ、死ぬかと思ったチュリンは
カイルに返すはずの羽をとっさに自分につけて命からがら逃げおおせたのだ。
あ、返さなきゃならない羽を勝手に使ってしまった・・・・・！(~∀~||;)
こりゃやべぇ、と思ったチュリンは一計を案じる。
一計といってもなんとも浅はかな悪知恵なんだけどさ～。
要はアガサがカイルがこの天使の羽を返すに値する天使ではないと判断すればいい、と。
だから自分の報告一つにかかっているんだ・・・と思っちゃうのね。
本当に以前のカイルといいこのチュリンといい、
この世界の天使様はなんとも腹黒い。
とっても神に仕えているとは思えないくらいなんだけど、
そこがまた親しみがわいていいのかも。。。。
チュリンはカイルとウォーレンが住む街にたどりつく。
そこでチュリンは天使の気配を消してカイルに人間として近付くんだけど。。
カイルはとっても美しくって驚いてしまう。
カイルは悪魔であるウォーレンと一緒に暮しているようで、
なんとか彼らの家に行くことに成功するんだけど・・・
最初、この番外編を書くにあたり、木原さんは
カイルとウォーレンが仲良くラブラブなストーリーをと思っていたらしいのね。
でも、なかなかそれが進まず、第３者の目線で話を進めていくことに。
結果として私はこの第３者目線の方が良かったような気がしますね～。
だって悪魔と堕天使を毛嫌いしている天使が
どんな風に彼らを見ているのか・・・・
その方がよほどカイルとウォーレンが幸せなんだと感じるじゃないですか。
姑息なことを考えていたチュリンだけど、
美しさを失わないカイルとカイルのことを大事にしている悪魔をみて
そして寄り添うようにひっそりと暮らす二人に本当の愛を感じるのだ。
悪魔に襲われ片羽を失いとっさにカイルの羽を使ってしまったチュリン。
でも羽を返すと言った時、カイルはもう羽はいらない、、、と言うのよね。
だけど、片方の羽を是非ウォーレンにつけてあげたい、、、と
ウォーレンに一服盛って眠らせ羽をつけてあげるのだ。
このシーンがとっても感動的でした！
片方は悪魔の羽、片方は天使の羽、
その両方の羽がカイルを優しく包むシーン。。。。。
ああ、これ、挿絵つきで見たかった！！！
二人はこれからもこうしてひっそりと
この世界の片隅で生きて行くんだろうな・・と感じさせてくれました。
成長したチュリンの姿もまた良かったですよね！！
本当にこのお話はほんわかとして大好きです！！
挿絵を担当していた禾田みちるさんのコミカライズ版もあるので
これも読みたいわー！
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この一冊の中にはファンタジーが詰まっています。
しかも和洋なんですよね。
洋は今からレビューする「ROSE GARDEN １ 、２ 」、
和はこれまた木原作品では１番といってもいいくらい好きな「牛泥棒 」。
一冊で２度美味しい小冊子です。
作品が違うのでそれぞれレビューしたいと思います～。
今回は先日読んだばかりの「ROSE GARDEN １ 、２ 」の番外編「southern rose」を。
あの二人のラブラブな生活が覗けるのかと思ったら
主人公は別の天使であるチュリン。
事の始めはとある魂が天界にやってきたことにある。
そう、あのカイルが自分の羽をもぎとって天界へ送ってあげたクローディアの魂だ。
どんな事情があろうと、娼 婦をしていた人間の魂は
決して天国へ行くことはできないのだ。
だけど、この魂はやってきた。しかも天使の羽をつけて。。。。
クローディアは最初、カイルをかばってなかなか本当のことを言わなかったのだけど、
大天使アガサが優しく諭すとカイルからもらったことを話し始めた。
そしてアガサはチュリンにとあることを命じる。
クローディアの魂を無事天界へ送ってあげたアガサは
残ったカイルの羽を本人へ返すのに
チュリンにカイルを探して様子を見て欲しい、、、、と。
堕天使を探すだなんてとんでもねぇぇぇ！！！(￣□￣;)!!
と、声を大にして言いたいところだけど
なんせ、相手はあのアガサ。そんなことはとっても言えない。。。。
なので不承不承カイルを探すことに。。。。
ところがチュリンは探すのに疲れちゃって
うとうとしていたら悪魔に襲われちゃうんだな。
しかもその悪魔ってーのが・・・・
あ、ウォーレンのお父ちゃんじゃないのか！？
本編では名前しか出てこなかった悪魔だけど、
てっきりもう死んでいるのかと思ったら生きていたんだ。
悪魔に襲われ羽をもぎとられ、死ぬかと思ったチュリンは
カイルに返すはずの羽をとっさに自分につけて命からがら逃げおおせたのだ。
あ、返さなきゃならない羽を勝手に使ってしまった・・・・・！(~∀~||;)
こりゃやべぇ、と思ったチュリンは一計を案じる。
一計といってもなんとも浅はかな悪知恵なんだけどさ～。
要はアガサがカイルがこの天使の羽を返すに値する天使ではないと判断すればいい、と。
だから自分の報告一つにかかっているんだ・・・と思っちゃうのね。
本当に以前のカイルといいこのチュリンといい、
この世界の天使様はなんとも腹黒い。
とっても神に仕えているとは思えないくらいなんだけど、
そこがまた親しみがわいていいのかも。。。。
チュリンはカイルとウォーレンが住む街にたどりつく。
そこでチュリンは天使の気配を消してカイルに人間として近付くんだけど。。
カイルはとっても美しくって驚いてしまう。
カイルは悪魔であるウォーレンと一緒に暮しているようで、
なんとか彼らの家に行くことに成功するんだけど・・・
最初、この番外編を書くにあたり、木原さんは
カイルとウォーレンが仲良くラブラブなストーリーをと思っていたらしいのね。
でも、なかなかそれが進まず、第３者の目線で話を進めていくことに。
結果として私はこの第３者目線の方が良かったような気がしますね～。
だって悪魔と堕天使を毛嫌いしている天使が
どんな風に彼らを見ているのか・・・・
その方がよほどカイルとウォーレンが幸せなんだと感じるじゃないですか。
姑息なことを考えていたチュリンだけど、
美しさを失わないカイルとカイルのことを大事にしている悪魔をみて
そして寄り添うようにひっそりと暮らす二人に本当の愛を感じるのだ。
悪魔に襲われ片羽を失いとっさにカイルの羽を使ってしまったチュリン。
でも羽を返すと言った時、カイルはもう羽はいらない、、、と言うのよね。
だけど、片方の羽を是非ウォーレンにつけてあげたい、、、と
ウォーレンに一服盛って眠らせ羽をつけてあげるのだ。
このシーンがとっても感動的でした！
片方は悪魔の羽、片方は天使の羽、
その両方の羽がカイルを優しく包むシーン。。。。。
ああ、これ、挿絵つきで見たかった！！！
二人はこれからもこうしてひっそりと
この世界の片隅で生きて行くんだろうな・・と感じさせてくれました。
成長したチュリンの姿もまた良かったですよね！！
本当にこのお話はほんわかとして大好きです！！
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挿絵を担当していた禾田みちるさんのコミカライズ版もあるので
これも読みたいわー！
- ROSE GARDEN (プラザCOMIX Hollyセレクション)/禾田 みちる
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