好きなものがてんこ盛りだったので
買ってみたみましたー!

石原さんはもともと「皇太子の結婚 」が大好きだったので
それで作品を見かけては買うことが多いんだけど。

なかなか「皇太子の結婚 」を越える傑作に出会えることができず。。。

そしてこの新作。
うーむむむ。
大好きなものがてんこ盛りなんで
かなりもったいない感じがするわー!

シチュも私好みなんですがねー。

もう一息!

という感じかなー。

亡くなった姉の子供・譲の面倒を見てきた雅己。
ある日、譲は某国の亡き王子の落とし胤だとその国の末弟王子がやってきた。
譲とともに雅己はその国へ行く事になってしまうのだが。。。


石原 ひな子「パパは王子様」
パパは王子様 (ルナノベルズ)/石原 ひな子
¥900
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家族と縁の薄い雅己に、たったひとり遺されたのは、姉の忘れ形見の譲。けれど幼い譲は病弱で手がかかり、生活は安定せず、貯金も底をついてしまった。そん な時、譲の叔父だと名乗る金髪碧眼の美丈夫が雅己を訪ねてくる。大勢の男たちを従えた彼の正体は、ジェルヴァレンの王子・ジュリアン。会うなり、亡くなっ た兄の隠し子である譲を渡せと言われ、雅己は戸惑う。だがそんなことなどお構いなしで、彼は一方的に話を進めると、譲ごと雅己を攫って—。



平凡どころか家計が苦しく、
その日暮らしがやっとの雅己。
両親を亡くし、姉までも亡くし、
甥っ子と地味な生活を送っていた。

ところがジェルヴァレンから王子のジュリアンがやってきて生活は一転。
秘密裏に譲が兄の子供であることを調べ上げていたジュリアンは
なんとしてでも兄の子供である譲を国へ連れて帰るというのだ。
雅己はそんなことはできない、と断るが
裁判を起こす・・・・なんて言われたら。。。。

まだ小さい譲のために
雅己も一緒にジェルヴァレンへ。
だけどそこで待っていたものは・・・・・
雅己へのイジメのような冷遇だったのだ。


こんなことされてよく我慢しているなぁ、と
思う事もあるけど
そこは庶民と王族の違いがあるので、
あまり自己主張をしない日本人としては
言いたいことも飲んでしまうこともあるのはわかるのね。

なんかこんな事を言っちゃ失礼かな、、、とかさ。

それにしても雅己はすんごく耐えるのよ。
そこが健気?と取れなくもないけど
ちょっと苛々しちゃうわ。
これではジュリアンが雅己に対して
何も言うことはないのか?と
詰め寄りたくなる気持ちの方がわかるってもんだ。

ジュリアンも本当は冷たい人ではないのね。
雅己の事を心配もしているし。
だけどあまり雅己が話さないのと自分の主張をしないのに
こちらも苛々しちゃうわけだ。

そこんところは「皇太子の結婚 」の最初の受け攻めの心情に似ているかなとは思うのね。
だけど、「皇太子の結婚 」はそこからきちんとお互いの気持ちが歩みよるのがわかったし
徐々に信頼関係も築いていけるのも伝わってきた。

それに対して、こちらは
始終ジュリアンが冷たくて本当はそんな人じゃないんだよ、ってわかっていても
なんとなくこれじゃあダメだよな・・・・なんて思ってしまって。。。

王族の教育方針は全然違う。
でもそれまで普通の生活をしてきていた雅己は
幼い譲と常に一緒にいたし、寝る時も遊ぶ時もずっと一緒でそれが当たり前で・・・
だけどそんな雅己の教育方針は甘やかしだ、と一刀両断しちゃうのだ。

譲はとても難しい子供で、他人に全然慣れてくれない。
雅己が見えなくなるだけでぴーっと泣いちゃうのね。
でもこの譲がすんごくかわいくってーーー!!

雅己に甘える仕草とかそういうのを見ていくうちに
ジュリアンも家族が一緒にいるっているのもいいもんだな、、って思うようにはなっていくんだけどね。

雅己は確かに優しいし人を思いやることのできる人だけど
あまりにも自己主張がなく、言いたいこともやめてしまうので
読んでて苛々しちゃったのと
ジュリアンがいつそんな雅己を好きになったのか・・・わかりにくかった。。。

事件も起きたりするけど、
その事件も人間関係からくるものだけど
ん?じゃあ、彼と彼の関係は本当のところは何だったの?っていう
消化不良的なところもあったり・・・・

アニメイトで購入してペーパーがついていて
それはらぶらぶになったジュリアンと雅己のその後を
譲の目を通して語られていくものです!

これは、すんごく楽しかったwww

全体的には消化不良。
そしてもっと楽しく美味しくいただけた題材だけにもったいなかったかな、、、。


H度ドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月三日月

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