久しぶりに水原さんの作品をレビューいたします。
水原さんお得意の893ものですよ！！
ただ、正直言うと、もったいない！って感じなんですよね。
キャラ良し、設定良し、文章力良し、
なのに何かが足りない、
イマイチ萌え切らないというか・・・・
だけど、
書かれていないところで
自分で妄想力を働かせて
萌え萌えすることはできますww
ええ、大間と芳川の関係とか。
私、このオッサンコンビにも
何やら腐のニオイを感じずにはいられませんでしたww
水原 とほる著「義を継ぐ者」
全国に分家を従え、構成員数千名を擁する桂組。その頂点に君臨する組長の懐刀で、実質ＮＯ．２の慶仁。けれど分家の総本部長・矢島は、身分や年齢差をわきまえず強引に近づいてくる。「分の違いを知れ」。苛立つ慶仁の言葉も、傍若無人で型破りな矢島には通じない。そんな折、組長がまさかの急死！ 二人は過酷な跡目争いに巻き込まれ!? 血と暴力の世界に生きる男たちのハード・ラブ!!
水原さんの893ものというと痛さが伴うものが多いんだけど、
これはさほど痛いシーンはありません！
なのでｲﾀｲのが苦手、でも893モノが好きなの、という方には安心して読めるんじゃないかな。
全国にその名を馳せる桂組。
その組長の側に控えるのは美貌のNo.２・慶仁。
若頭補佐だが、実質は組長の秘書的存在。
だけど、その美貌と組長の寵愛ぶりから組長の愛人だと皆から噂されている。
その組長が亡くなってしまった。
なんとか組長の口から遺言を残させたかったのだが
遺言を残さず逝ってしまったため、跡目問題が勃発してしまった。
もちろん、慶仁もその渦中の人になってしまったのだけど。。。
慶仁には跡目とか財産とかそういうものは全く興味がなかったのね。
組長が引退をしたら自分も一緒にこの世界から足を洗い、
組長と共に静かな暮らしをしていきたいと思っていたのだ。
実は慶仁は台湾出身で、貧しい農村の子供だった。
貧しいため学校へも通えずその日食べる物にも事欠いていたのだけど、
偶然にも組長と出会い、縁を感じた組長が慶仁を引き取ることになったのだ。
日本へ行き、そこで慶仁は組長が懇意にしていたとある女性のもとへ慶仁を預け
その女性ともども面倒を見てきていた・・・・というわけだ。
なので、本当に組長とは親子の情愛でしか結ばれておらず
皆が噂するようなやましいことなど何一つないのだ。
組長が亡くなる直前、慶仁の前に現れた一人の男性・矢島。
矢島は桂組の門下である大間組長の懐刀なのだけど
その大間に連れられて本家へ来た時に慶仁と出会い
慶仁に一目惚れしてしまったのだ。
分家の矢島と本家のNo.２とでは
もちろん、慶仁の方が格は上。
でも、矢島はそんなことおかまいなしに慶仁に構ってくるの。
そして矢島がオヤジと慕う大間組長が桂組の跡目となり
矢島がその補佐になる。
そうなると慶仁よりも今度は格が上となり・・・・・
そう、ここで下克上発生！！
こういうのもまた萌えシチュだったんですよー！！
うん、結構、萌える設定が多いのです。
慶仁と組長の義理だけど親子の情愛だとか
その組長をひたすら慕う慶仁。
慶仁の事を想う矢島にその矢島が今度は立場が上になる。。。。
矢島は組長が亡くなった時、物陰で泣く慶仁に
「俺がいるから、ずっとあんたと一緒にいるよ。
あんたを苦しめるものからちゃんと守ってやるから」
って囁くわけですよ。
私もそこからは矢島の甘い態度を期待していたんだけど、
頑なな慶仁の態度に焦れて、
守ってやるって言った矢島自身が一番無体なことを慶仁にしちゃうんだな～。。。。。
あれれ？みたいなww
確かに慶仁は固い殻に自分を包んでいるところがあるし、
組長との関係を誰にも話をしていないので誤解もされたままだけど。。。
無体なことをして慶仁を泣かせては
その涙におろおろしちゃったりさー。
でもまた泣かせちゃうというww
そう、小学生が好きな子を苛めてしまうあの感じなの。
本人も言っているけど。
そして一番わからなかったのが
矢島の慶仁への執着。
もちろん好きになってしまったからなんだけど、
オヤジと慕い、大間に漢気を感じている矢島なのに
その矢島よりも慶仁をいつの間にか比重が大きくなっている。
それはいいんだけど、そういう風になるには
好きだから、だけじゃなくって
もう少し、説得力が欲しかった！
「Chara Birthday Fair2010」の小冊子で
この番外編が読めます。
「愛と義の男」
こちらはその後の矢島と慶仁。
組を抜けずそのまま留まる事になった慶仁と
上の立場になっても相変わらず現場に出て仕事をする矢島。
その矢島から女のニオイを感じるとヤキモチを焼いてしまうという可愛い慶仁。
その怒りっぷりに実は内心ﾆﾔついているという矢島なのだ。
嫉妬深いと自覚している慶仁なんだけど
このツンデレっぷりが
本編よりも可愛く感じてしまいます～！！
SSだけどもちろんＨあり！
これ、続けて読んだらいいかも・・・なんて思ってしまいました。
Ｈ度
ストーリー度
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水原さんお得意の893ものですよ！！
ただ、正直言うと、もったいない！って感じなんですよね。
キャラ良し、設定良し、文章力良し、
なのに何かが足りない、
イマイチ萌え切らないというか・・・・
だけど、
書かれていないところで
自分で妄想力を働かせて
萌え萌えすることはできますww
ええ、大間と芳川の関係とか。
私、このオッサンコンビにも
何やら腐のニオイを感じずにはいられませんでしたww
水原 とほる著「義を継ぐ者」
- 義を継ぐ者 (キャラ文庫)/水原 とほる
- ￥560
- Amazon.co.jp
全国に分家を従え、構成員数千名を擁する桂組。その頂点に君臨する組長の懐刀で、実質ＮＯ．２の慶仁。けれど分家の総本部長・矢島は、身分や年齢差をわきまえず強引に近づいてくる。「分の違いを知れ」。苛立つ慶仁の言葉も、傍若無人で型破りな矢島には通じない。そんな折、組長がまさかの急死！ 二人は過酷な跡目争いに巻き込まれ!? 血と暴力の世界に生きる男たちのハード・ラブ!!
水原さんの893ものというと痛さが伴うものが多いんだけど、
これはさほど痛いシーンはありません！
なのでｲﾀｲのが苦手、でも893モノが好きなの、という方には安心して読めるんじゃないかな。
全国にその名を馳せる桂組。
その組長の側に控えるのは美貌のNo.２・慶仁。
若頭補佐だが、実質は組長の秘書的存在。
だけど、その美貌と組長の寵愛ぶりから組長の愛人だと皆から噂されている。
その組長が亡くなってしまった。
なんとか組長の口から遺言を残させたかったのだが
遺言を残さず逝ってしまったため、跡目問題が勃発してしまった。
もちろん、慶仁もその渦中の人になってしまったのだけど。。。
慶仁には跡目とか財産とかそういうものは全く興味がなかったのね。
組長が引退をしたら自分も一緒にこの世界から足を洗い、
組長と共に静かな暮らしをしていきたいと思っていたのだ。
実は慶仁は台湾出身で、貧しい農村の子供だった。
貧しいため学校へも通えずその日食べる物にも事欠いていたのだけど、
偶然にも組長と出会い、縁を感じた組長が慶仁を引き取ることになったのだ。
日本へ行き、そこで慶仁は組長が懇意にしていたとある女性のもとへ慶仁を預け
その女性ともども面倒を見てきていた・・・・というわけだ。
なので、本当に組長とは親子の情愛でしか結ばれておらず
皆が噂するようなやましいことなど何一つないのだ。
組長が亡くなる直前、慶仁の前に現れた一人の男性・矢島。
矢島は桂組の門下である大間組長の懐刀なのだけど
その大間に連れられて本家へ来た時に慶仁と出会い
慶仁に一目惚れしてしまったのだ。
分家の矢島と本家のNo.２とでは
もちろん、慶仁の方が格は上。
でも、矢島はそんなことおかまいなしに慶仁に構ってくるの。
そして矢島がオヤジと慕う大間組長が桂組の跡目となり
矢島がその補佐になる。
そうなると慶仁よりも今度は格が上となり・・・・・
そう、ここで下克上発生！！
こういうのもまた萌えシチュだったんですよー！！
うん、結構、萌える設定が多いのです。
慶仁と組長の義理だけど親子の情愛だとか
その組長をひたすら慕う慶仁。
慶仁の事を想う矢島にその矢島が今度は立場が上になる。。。。
矢島は組長が亡くなった時、物陰で泣く慶仁に
「俺がいるから、ずっとあんたと一緒にいるよ。
あんたを苦しめるものからちゃんと守ってやるから」
って囁くわけですよ。
私もそこからは矢島の甘い態度を期待していたんだけど、
頑なな慶仁の態度に焦れて、
守ってやるって言った矢島自身が一番無体なことを慶仁にしちゃうんだな～。。。。。
あれれ？みたいなww
確かに慶仁は固い殻に自分を包んでいるところがあるし、
組長との関係を誰にも話をしていないので誤解もされたままだけど。。。
無体なことをして慶仁を泣かせては
その涙におろおろしちゃったりさー。
でもまた泣かせちゃうというww
そう、小学生が好きな子を苛めてしまうあの感じなの。
本人も言っているけど。
そして一番わからなかったのが
矢島の慶仁への執着。
もちろん好きになってしまったからなんだけど、
オヤジと慕い、大間に漢気を感じている矢島なのに
その矢島よりも慶仁をいつの間にか比重が大きくなっている。
それはいいんだけど、そういう風になるには
好きだから、だけじゃなくって
もう少し、説得力が欲しかった！
「Chara Birthday Fair2010」の小冊子で
この番外編が読めます。
「愛と義の男」
こちらはその後の矢島と慶仁。
組を抜けずそのまま留まる事になった慶仁と
上の立場になっても相変わらず現場に出て仕事をする矢島。
その矢島から女のニオイを感じるとヤキモチを焼いてしまうという可愛い慶仁。
その怒りっぷりに実は内心ﾆﾔついているという矢島なのだ。
嫉妬深いと自覚している慶仁なんだけど
このツンデレっぷりが
本編よりも可愛く感じてしまいます～！！
SSだけどもちろんＨあり！
これ、続けて読んだらいいかも・・・なんて思ってしまいました。
Ｈ度
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