寝ても覚めても忘れぬ君を
   焦がれ死なぬは異なものよ




かわい有美子さんの大好きな作品「いとし、いとしという心」の同人誌です!
冬コミの新刊ですね。

とにかく・・・・

すっっっっっっごく萌えます!!京都弁に!!!


ほら、よく女の子が京都弁を使うと可愛い~って殿方に人気があるじゃないですか。
あの気持ちがよくわかるというか・・・・ww

舞台が京都で幼馴染の二人なんで
攻めも受けも京都弁なんですが、
受けの京都弁が・・・・・んもう私にはたまりませんっっ!!

本編レビューはこちらやじるしいとし、いとしという心

いとし、いとしという心 (ビーボーイノベルズ)/かわい 有美子
¥945 Amazon.co.jp

京都の格式ある名旅館「井筒屋」の若き当主が亡くなった。彼を密かに恋い慕っていた侑央は悲しみにくれる。一方、葬儀で帰省してきた当主の弟・千秋は、次男として当然経営を継ぐと思われていたが、旅館を売却すると言い周囲を驚かせる。かつて一途に兄を想う侑央の想いと秘めた欲望につけこみ、関係を持っていた千秋だが、今度こそその心ごと自分のものにするため、侑央にある提案を—。乱れる心と身体は誰のために…書き下ろしあり。

いとし、いとしという心〈2〉 (ビーボーイノベルズ)/かわい 有美子
¥893 Amazon.co.jp

屈指の名門旅館の跡継ぎである兄の陰で、ひとり鬱屈した思いを抱えていた千秋。彼にとって、素直で愛らしい隣家の幼馴染み・侑央は唯一の救いだった。侑央が兄に恋い焦がれてさえいなければ—。侑央を抱きしめ、兄に似た声で侑央の耳に甘くささやく。「目ぇ、閉じとき。そしたら兄貴としてるみたいやろ?」大人気の「いとし、いとしという心」待望の続編!すべての因縁が始まった高校生編と大量書き下ろしを収録。


お隣の年上の幼馴染・荘一に恋をしていた侑央。
その侑央の気持ちを知りながら、ずっと侑央を自分のものにしたいと狂おしい気持ちを内に秘めていた荘一の弟・千秋。
荘一が亡くなり、悲しみに暮れる侑央を兄に代わって旅館の跡取りとなった千秋が
あの手この手で侑央を手に入れちゃうんだけど、
千秋は本当に一途というか、幼い頃から侑央しか見てないのね。
でも千秋の場合、姑息でもあるんでww 健気攻めとかワンコ攻めとは違うのだ。
狡賢いというのがピッタリなんだけど、でもとっても応援したくなる奇特なキャラなのよ。

その千秋・侑央の番外編ですね。

BLのススメ-110126_214310.jpg

表紙も和という感じで雰囲気ピッタリ!

冒頭は二人の幼い頃のやりとりから始まるんだけど、
この時の侑央の京都弁が鼻血もんです!

いや、なんでもないセリフなんだけど
侑央のあの柔らかい物腰と泣きぼくろを思うとドキドキしちゃうんだな。


とにかく千秋がいかに侑央のことを好きか!どんなに小さい頃から狙っていたか!!

というのがよぉ~くわかりますww

そしてそれと同時に侑央にとっても千秋は幼い日々の中で
一番親しく、一番の仲良しな大切な存在だったのだということがわかるのよね。
次男である千秋は兄ほどに大事に育てられずそれにいじけていたところがあったけど
その千秋の淋しさを理解していたのもまた侑央だけだったのだ。
だからこそ余計侑央に執着する千秋。

そしてお互い大事だという気持ちは同じなのに
「好き」や「大事」という種類の違いもまたわかってしまう。

だからこそ、幼馴染から自分の意にそぐなわない関係になってしまった時
侑央の戸惑いが余計大きかったのだと。。。。

そのためくっついてからも千秋が追いかけ侑央はちょっと引け気味という
関係が続いていたんだけど、
千秋の本気度合いがわかり、一緒に生きようと言ってからは
侑央の千秋への態度というか、気持ちが変わってきたのが読み手にも伝わってくるのだ。

同人誌でのラストもお互いの気持ちが寄り添った感じで良かったです!



本編の2のレビューでも書いたけど
都々逸が効果的にこの話に使われているんですね。
千秋のその狂おしいほどの恋を表わすのに。

いとし~のタイトル自体がまずそうですもんね。

そして、この同人誌のタイトルもそうらしいですよ。
冒頭に書いたピンクの文字のね。
あとがきによると正確にはこれは都々逸よりも前の隆達小唄というものらしいですけど。。。

これを機に都々逸をちょっと調べてみたら実に粋。
なんだかわかるわ~、と思うものも結構あるんですよ。

また、この話の同人誌を書いて欲しいです。
今度は侑央目線で千秋のことをすんごく好きになっている、、、、そんな話も
読んでみたいなぁ。


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