上下巻のお話ですが
一気に読みました!!

かなり変わった受けの登場です!!

潔癖症なら今までもいたけれど
こちらは潔癖でも一風変わった潔癖症。

それもきっちり魔!!

とにかくスケジュール通りにきっちりと
物事が進まないと嫌なんですね。

最初は「はぁ~?何コイツ?」と
攻めも読者も思うほどのきっちり感が極端なんだけど
段々と可愛く思えてくるから
BLって不思議!ww


御近所のお騒がせホ/モカポーの話も収録された
編集者×作家 のお話です!!


砂原 糖子著「ラブストーリーで会いましょう」
ラブストーリーで会いましょう〈上〉 (幻冬舎ルチル文庫)/砂原 糖子
¥580 Amazon.co.jp

海外取材から帰ってきて早々、上芝駿一は人気恋愛小説家・庭中まひろの担当に。初対面の庭中から伝えられた上芝の仕事は、庭中が送るシナリオ通りに作中の男を演じてみせろ、というものだった。しかも主人公の女は庭中自身が演じるという。分刻みでスケジュール通りに行動する庭中と、シナリオに沿った「デー ト」を繰り返す上芝だったが…。


ラブストーリーで会いましょう〈下〉 (幻冬舎ルチル文庫)/砂原 糖子
¥600 Amazon.co.jp

編集者の上芝駿一は、人気恋愛小説家、庭中まひろの担当となり、庭中が書くシナリオ通りの恋人役を演じていた。次第に本気で庭中が好きになる上芝。庭中もまた上芝に対する感情が恋だと気づく。キスも交わし体も触れ合ったのに、心はすれ違ったままうまくいかないふたり。やがて上芝が異動で担当を外れることになり…。書き下ろし短編を収録。



とにかく!
受けの恋愛小説家として有名な庭中はちょーーーきっちり魔!
ちゃんとスケジュール通りに事が進まないと嫌なのね!
分刻みにスケジュール立てて
その日の日程を決めるのだ。
(その中にはスケジュールを決める時間というのもちゃんと入っているから驚き)

そしてもう一つ。
彼は小説を書く時に主人公の女性の気持ちを掴むため
あらかじめ担当編集者にシナリオを渡し、その通りに演じろというのだ。

新たに庭中の担当となった上芝は
そんな庭中についていけず「なんだコイツ」状態。
庭中も「なぜ自分の言う通りに演じない!」と怒るのだが・・・


攻め目線でも語られているんで、、
変人で迷惑この上ない小説家がどんどん可愛く感じていく様が
わかってくるんですよね。
そう、それと同時に読んでいるこちらも庭中のことが
可愛く感じてしまうの。

結構コミカルなのでかる~く読めちゃうかと思ったら
シリアスなところもあったあり。。

庭中はスケジュール通りに事が運ばないと一種の強迫観念があるっていうのは
自分でもおかしいという自覚はちゃんとあるのね。
そしてなぜそういう風になってしまったのかというのもわかっているのだ。
サプライズを嫌っているんで、ちゃんと予定通りに進まないと嫌なのだ。
なぜサプライズが嫌なのか・・・

それは悲しい事故が原因。

そういうのを知っていくと、庭中が可哀相に思えてくるのよね。

砂原さんの作品って
そういうコミカルと思わせる部分と
その中に垣間見れる切なさというか
シリアスな部分がうまく融合されていて
笑えたかと思ったら、しんみりもしてしまう。

今回、病的なほどのきっちり魔の庭中が突拍子もなくて
しかも毒舌家なんで、そういうのが面白く読めたのよね。
おまけに庭中の家のお隣のアパートに住むホ/モカポーも
脇なのにちょこちょこっといいところで出てきたり、
結構、出張っているわりに邪魔し過ぎない脇でした。

下巻にある書き下ろしが実はこのお隣のホ/モカポーのことなんですよね。

また本編とは違った感じで楽しく読めましたけどww

上芝が庭中のために選んだペット?が笑えました。
なんとマリモ!ww
マリモ、可愛くっていいじゃないですかー!ww
マリモがぷかぷか浮いて死んじゃったのかと焦っちゃうシーンがあるけど
マリモは死んだら黄色く変色して丸い形が崩れてくるんだよね、確か。
浮いているうちは大丈夫?ww


とにかく庭中を筆頭に
お隣の八川といい、キャラが楽しかったです。
あ、もちろん、攻めの上芝もね。
上芝も・・・まぁ、普通から見たら、ちょっと変わった人だけど、
それ以上に庭中が変わっているのでwww

二人とも、いい大人だけど
かなりの不器用さ丸出し。

最後はきっちり魔も少しは改善されたようで。

ああ、でも私は庭中のきっちり魔を少しは見習いたい・・・・

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