お前が、わたしをそうさせたのだ。
このわたしを、恥知らずで卑怯なただの男に。




はい~、
ガッチガチのベタ~な砂漠ものでございます!
ええ、なんと新書でありながら
私の最短記録1時間20分弱で読み終えてしまいましたwww

なんともすらすらすらすら読めてしまいます。
何も考えなくてすむからかしらww
だってすべての展開がお約束どおり。

砂漠ものって苦手っていう人も多いんだけど、
私はこういう攻めのギドギドした粘着愛・・・執着愛って好きなんです。

でもどうしてこうも砂漠の男というのは
受けっ子を閉じ込めておきたがるんだろう・・・・??
やっぱり後宮なるものがあるからなんだろうか???

しかし案外、そんな束縛も嫌じゃないって思っちゃう受けっ子なのでした。


桂生 青依著「砂漠王と純潔の花嫁」
砂漠王と純潔の花嫁 (クロスノベルス)/桂生青依
¥935
Amazon.co.jp

「日本へなど帰さない。お前はわたしのものだ」亡父の足跡を求め、文葉が訪れたのは中東の国ズィヤード。精悍な若き王・ザファルは多忙を極めながらも、文葉に過ごしやすい環境をくれた。彼の優しさは、文葉がひた隠す心の傷を癒してくれるようだった。だが、その傷の存在を気づかれた文葉は、ザファルに凌 辱されてしまう。離宮に監禁され、繰り返される愛の言葉と荒淫で、彼への気持ちを自覚しかけていた文葉は、隣国の王子に攫われてしまい…。



いやー、もう、ほんと、
砂漠ものを初めて読むBL初心者の方にはいいのかも知れません。
すべての展開がお約束どおり、と書いたけど、
まったくもってそうなんです。

だからこの先の展開がすごく読めちゃうのよね。

砂漠ものはどの話も似たり寄ったりになってしまうの。
だからある意味これもまた王道な展開なんだろうけど
それだけに砂漠ものでヒット作、超面白い作品を書くというのは
逆に難しいような気がするのよね。
こういうお約束な展開を残しつつも
新しい何かを入れていかねばならないだろうし。

でも残念ながら、今回のこの作品では
予想外とか、驚きの展開とか
そういったものがなかったんですね。
桂生さんは好きな作家さんなんでよく読むんだけどさ。

でも砂漠ものって
なんといっても攻めが受けにベタ甘でいちゃいちゃで愛情を惜しげもなくさらけ出し
これでもか!!ってーくらい、持てるすべての財力と権力で庇護し、
受けっ子を愛し抜くその姿勢が好きなのだww
だって、羨ましい。wwww 特に¥がwww

でももちろん、受けっ子はそんな¥なんていらないし、
そんなものがなくっても攻めを一途に愛しちゃう。
そしてそれがまた攻めにはたまらない喜びなんですねー!!

今回の主人公はちょっと家庭事情が複雑で
私としてはもっと不幸体質だったら萌えられたんだけど、
そこんところもなんとも中途半端。
ま、でも一応は家庭的にはあまり幸せではない子なのね。

で、ちょっと強引な設定ではあるんだけど、
この主人公は香道なるものをやっていて(父が家元)
亡き父の足跡を追う・・・・ということで親交のあったこの砂漠の国にやってきたというのだ。

そして国王であるザファルに気に入られて・・・・・

ということなのね。
それであとはもう、Hしたあとは閉じ込められて軟禁状態。
しかし、彼のライバルである隣国の王子が受けっ子を攫い、
攻めが助けにくるという・・・・・

思いが通じ合ったあとの二人はひたすら甘いです!
Hも受けっ子が結構積極的にアレを舐めたりしちゃう。
(純情そうな受けが積極的になるのはいいっすね!)

コミコミの特典で小冊子がついていたのを購入したんだけど、
それもひたすらただただ甘いです。

安心して読みたい方にはいいけれど
BLに肥えた方には全然物足りないと感じられちゃうね。

H度ドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月三日月
ペタしてね

にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村   ←参加しています。よろしくねラブラブ
にほんブログ村 アニメブログ BLCDへ
にほんブログ村