初めてレビューしますね。
烏城あきらさん。
「許可証をください」シリーズの作家さんですよね。

このシリーズは読んだ事がないのよ~。
許可証はなんとなーく、楽しげな雰囲気だけど
本作は全然違います。

だから、最初は「許可証」の作者さんとは
気付かずに読んでましたよ。。。。

ミステリーではないのに、そんな雰囲気が漂う作品でした。

私の好きな夜光花さんや、水原とほるさんを足して割った感じ?
なのでもちろん、好きな世界観でしたね~。

このほの暗さが好き……というか。

ただ時代設定が現代なのに
どこか華族時代的なものを感じさせる。
きっと独特の家系だの家柄だの閉塞感があるからなのかな。



烏城 あきら著「檻ーおりー」
檻-おり- (キャラ文庫)/烏城 あきら
¥540
Amazon.co.jp

封印されたあの庭には、決して入ってはいけない—。幼い頃から憧れていた、優しい従兄の宗司と同居することになった稔。けれど、日毎に募る仄暗い想いを持て余した稔は、ある夜禁断の庭へ足を踏み入れてしまう。ところが、庭の茶屋で自 慰に耽る稔を目撃した宗司は、様子が一変!!「なぜここにいる」と猛々しく 稔を抱いてきた!!宗司の激情に、稔は歓喜と恍惚の中で陵/辱されるが。




自分の性癖を隠して生活をしてきた稔。
父の遺産で母と二人、慎ましやかに平穏な日常を送るなかで、
伯母の訪問が稔の人生を変えてしまうのだった。


皆、どこか狂気を孕み、
稔が従兄の宗司に惹かれたのは
偶然なのか必然なのか、それともシナリオ通りなのかー?


結構、一気に読めましたよ。
人間って

○○してはいけない

と、否定的に断定されたら
どうしても興味を惹いてしまう。

触っちゃダメ、見ちゃダメ、入っちゃダメ。。。。

そう言われたら言われるほど
人は暴きたくもなるというもの。

稔たちがやってきた母親の実家にも
決して入ってはいけない庭がある。

そこに入ってもいけないし、
その庭や庭先に建つ茶室についても
聞いてはいけない。

でも、稔は一緒に住む従兄を好きになり
隠している思いを
一人きりになれる庭や茶室にいることで
落ち着かせていたのだ。



いったいその庭にどんな秘密があるのか・・・・

ぞくぞくしちゃいましたけど
知ってしまうと、案外あっけなかったな~。

でも、その秘密よりも
女性たちの思惑とホンネの方が
よほど怖かったと思うのは私だけでしょうか~??

でも、考えたら
稔たちは結局みんなから祝福されてんじゃん。

回りに知られないように・・・と
気を遣っているのは
本人たちのみ・・・というwww

でも、お父さん・叔父さんたちの
話を読みたいな。
きっとこっちの方がエグイと思われる。

H度ドキドキドキドキ
ミステリー度ハロウィンハロウィンハロウィン

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