健気受け好きの私は
いとう由貴さんの書く健気っ子が好きなんですけど
いとうさんの書く受けって
わりと過酷な環境でヒドイ目に遭うキャラが多いのよね。
でも今回は珍しく恵まれた環境で育った健気受けっ子。
攻めもＳ気質とかじゃない、本当に受けを
最初から守り慈しむ人、、、、という
読んでいるこっちが思わず応援したくなる２人なんだけど・・・
格式ある家庭だからこそ
今回はそれがネックとなっちゃったわけですね～。
純愛好きな人にはオススメできるのではないでしょうか！
そうなのよ、これって
まさに「純愛」がコンセプト！
淀みのないまっすぐな愛情を向ける受けと
大事な人のために自分を変え忍耐強くなった攻め。
とても好感の持てる２人でした！
いとう 由貴著「ただ一度の恋のために」
幼い頃から閉じこもりがちだった伸之。大きな蔵元の次男ゆえか、病弱さゆえか、大人達に過保護にされてきた彼に広い世界を見せてくれたのは、蔵人の澤木だった。まだ二十一歳の乱暴な若者は、纒わりつく伸之を邪険にせず構ってくれた。それから八年。兄を慕うようよだった澤木への想いは、いつしか甘い恋情へと変わっていた。一生に一度の恋。好きなのは澤木だけ。けれど赦されない想いは叶うことなく、伸之は澤木から引き離されて…。
素直な受けの伸之がとても可愛かったです。
伸之は病弱なため、あまり外で遊んだことがなかった。
父親からとめられていたしね。
だから友達とも遊べず、寂しい思いをしていたんだけど・・・
伸之の家は代々大きな蔵元。
家族は皆伸之に気を遣うし、とても大事に育ててくれているんだけど
伸之はまだまだ好奇心旺盛なので
外の世界もいろいろみてみたかったのよね。
そこで、21歳で住み込みの仕事をしている蔵人の澤木が
伸之の面倒をみることに。
まあ、これも最初はイヤイヤだったんだけどね。澤木が。
もともと澤木は素行の悪さで
ちょいと問題ばかり起こしていて
この蔵元にぶち込まれた？？っていう感じなのよね～。
だもんだから
最初はガキの面倒なんて見てられッか！と
思っていたんだけど・・・・・
それから８年の歳月が過ぎて
澤木も今ではすっかり蔵元の一員として
仕事を黙々とする職人になり
伸之は虚弱体質なのは相変わらずだが
澤木に淡い恋心を抱くようになっていて・・・・
伸之が、こういう気持ちを知られたら大変、と
隠すんだけど
これが丸わかりなんだな～、皆にwww
澤木も実は伸之をとても大事に思っているんだけど・・・
伸之の両親は既に他界していて
兄の和之が親代わりとなっていたのよね。
で、和之は伸之の恋心に気付いていて
２人を引き離そうとしちゃうのよ。
ハタから見ていたら
伸之の気持ちも
澤木の気持ちもよくわかるように
丁寧に書かれていて
じれったく思うこともあるんだけど。
そんな中、
大手老舗の蔵元とは言え
不景気で業績悪化。
厳しい立場にいる兄の和之。
従業員も辞めていったりしてるんだけど
ここに恩義がある澤木は
たとえ他の大手から引き抜きの話がきても
断り続け、この蔵元に・・・・伸之のいるこの場所にいることを望んでいたのよね。
でも、それが逆に裏目にでちゃうのよ。
２人の別れのシーンは
テレビドラマのようでしたよｗｗ
おせんべつの木のしおりを握りしめてバス停へ向かう伸之。
「好きだ」と一言告げることもできず
「元気で、さようなら」
としか言えなかった伸之の気持ちを考えると・・・
ちょっと胸にきましたかね。
そのあとも兄にその想いまで否定されて
そんなことはない！と
きっぱりと食ってかかる伸之の
まっすぐな愛情にぐっとしましたよ。
このお話、舞台が浜松でして
遠州弁っていうんですか？
伸之が話す言葉がその遠州弁なのね。
私は可愛く感じたんだけど、どうかしら？？
「○○だに」とか
「○○のけ？」とか。
ちょっとカワイイって想ったんだけど。。。
お国言葉っていいな、って想いましたよ。
（自分のとこの方言が使われるとチェックが厳しいですがwww）
ただね、残念なのは
これだけ前半、２人の気持ちを丁寧に表現したのに対して
くっついてからがあっけないというか、
まだまだ秘密なの？とか
前半と後半で密度が違うというかさ。
ページ数の都合上とかあるのかも知れないけど
くっついてからも大事にして欲しかっただけに
そこだけ残念！
でも、この話
これだけ伸之の恋愛を猛反対していた兄・和之の
スピンオフの話があるというのだから・・・・ビックリ。
「まだ恋とは言わない」
という話らしいので
あの堅物アニキがどのように変貌を遂げたのか
とても気になるので、読みたいと想いますー！www
Ｈ度
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いとう由貴さんの書く健気っ子が好きなんですけど
いとうさんの書く受けって
わりと過酷な環境でヒドイ目に遭うキャラが多いのよね。
でも今回は珍しく恵まれた環境で育った健気受けっ子。
攻めもＳ気質とかじゃない、本当に受けを
最初から守り慈しむ人、、、、という
読んでいるこっちが思わず応援したくなる２人なんだけど・・・
格式ある家庭だからこそ
今回はそれがネックとなっちゃったわけですね～。
純愛好きな人にはオススメできるのではないでしょうか！
そうなのよ、これって
まさに「純愛」がコンセプト！
淀みのないまっすぐな愛情を向ける受けと
大事な人のために自分を変え忍耐強くなった攻め。
とても好感の持てる２人でした！
いとう 由貴著「ただ一度の恋のために」
- ただ一度の恋のために(クロスノベルス)/いとう由貴
- ￥935
- Amazon.co.jp
幼い頃から閉じこもりがちだった伸之。大きな蔵元の次男ゆえか、病弱さゆえか、大人達に過保護にされてきた彼に広い世界を見せてくれたのは、蔵人の澤木だった。まだ二十一歳の乱暴な若者は、纒わりつく伸之を邪険にせず構ってくれた。それから八年。兄を慕うようよだった澤木への想いは、いつしか甘い恋情へと変わっていた。一生に一度の恋。好きなのは澤木だけ。けれど赦されない想いは叶うことなく、伸之は澤木から引き離されて…。
素直な受けの伸之がとても可愛かったです。
伸之は病弱なため、あまり外で遊んだことがなかった。
父親からとめられていたしね。
だから友達とも遊べず、寂しい思いをしていたんだけど・・・
伸之の家は代々大きな蔵元。
家族は皆伸之に気を遣うし、とても大事に育ててくれているんだけど
伸之はまだまだ好奇心旺盛なので
外の世界もいろいろみてみたかったのよね。
そこで、21歳で住み込みの仕事をしている蔵人の澤木が
伸之の面倒をみることに。
まあ、これも最初はイヤイヤだったんだけどね。澤木が。
もともと澤木は素行の悪さで
ちょいと問題ばかり起こしていて
この蔵元にぶち込まれた？？っていう感じなのよね～。
だもんだから
最初はガキの面倒なんて見てられッか！と
思っていたんだけど・・・・・
それから８年の歳月が過ぎて
澤木も今ではすっかり蔵元の一員として
仕事を黙々とする職人になり
伸之は虚弱体質なのは相変わらずだが
澤木に淡い恋心を抱くようになっていて・・・・
伸之が、こういう気持ちを知られたら大変、と
隠すんだけど
これが丸わかりなんだな～、皆にwww
澤木も実は伸之をとても大事に思っているんだけど・・・
伸之の両親は既に他界していて
兄の和之が親代わりとなっていたのよね。
で、和之は伸之の恋心に気付いていて
２人を引き離そうとしちゃうのよ。
ハタから見ていたら
伸之の気持ちも
澤木の気持ちもよくわかるように
丁寧に書かれていて
じれったく思うこともあるんだけど。
そんな中、
大手老舗の蔵元とは言え
不景気で業績悪化。
厳しい立場にいる兄の和之。
従業員も辞めていったりしてるんだけど
ここに恩義がある澤木は
たとえ他の大手から引き抜きの話がきても
断り続け、この蔵元に・・・・伸之のいるこの場所にいることを望んでいたのよね。
でも、それが逆に裏目にでちゃうのよ。
２人の別れのシーンは
テレビドラマのようでしたよｗｗ
おせんべつの木のしおりを握りしめてバス停へ向かう伸之。
「好きだ」と一言告げることもできず
「元気で、さようなら」
としか言えなかった伸之の気持ちを考えると・・・
ちょっと胸にきましたかね。
そのあとも兄にその想いまで否定されて
そんなことはない！と
きっぱりと食ってかかる伸之の
まっすぐな愛情にぐっとしましたよ。
このお話、舞台が浜松でして
遠州弁っていうんですか？
伸之が話す言葉がその遠州弁なのね。
私は可愛く感じたんだけど、どうかしら？？
「○○だに」とか
「○○のけ？」とか。
ちょっとカワイイって想ったんだけど。。。
お国言葉っていいな、って想いましたよ。
（自分のとこの方言が使われるとチェックが厳しいですがwww）
ただね、残念なのは
これだけ前半、２人の気持ちを丁寧に表現したのに対して
くっついてからがあっけないというか、
まだまだ秘密なの？とか
前半と後半で密度が違うというかさ。
ページ数の都合上とかあるのかも知れないけど
くっついてからも大事にして欲しかっただけに
そこだけ残念！
でも、この話
これだけ伸之の恋愛を猛反対していた兄・和之の
スピンオフの話があるというのだから・・・・ビックリ。
「まだ恋とは言わない」
という話らしいので
あの堅物アニキがどのように変貌を遂げたのか
とても気になるので、読みたいと想いますー！www
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